2019年07月15日
バートランド・ラッセルの言葉は今でも僕の胸に沁みてくる
いつも有難うございます、とっちゃんです。
半月ほど前に腰を痛めてしまいましたが、思い切って先週コルセットを巻いて恐る恐るラウンドをこなしてきました。
しかし意外や意外、44、42の86でした。
体調万全の時よりスコアがいい・・
ゴルフとはなんて不思議なものでしょうか。
あと何年出来るか分かりませんが、リハビリのつもりでゴルフを楽しんでいます。
さて本日は、この名言を一緒に考えてみましょう
●現代の郊外にある家庭における父親の居場所はとても小さい。特にゴルフをやる場合は
(バートランド・ラッセル)
ご存じの方も多いと思いますが、このバートランド・ラッセルという人物は、
イギリスの論理学・数学・哲学者であり、ノーベル文学賞受賞者でもあります。
さすがに、この人物は心に沁みる数多くの名言を残しています
その一部をご紹介しますと、
●他人と比較してものを考える習慣は、致命的な習慣である
●浪費するのを楽しんだ時間は浪費された時間ではない
●幸福になる一番簡単な方法は、他人の幸せを願うことです
●希望というものは、絶望から生まれるのです
●私たちが愛する人の幸福を願うのは当然です。しかし、自分の幸福を捨ててまでこれを願うべきではありません。
●人間、関心を寄せるものが多ければ多いほど、ますます幸福になるチャンスが多くなる
どれもこれも現代でも私達の胸に沁みてくるものばかりです。
彼の名言だけで何ページも費やしてしまうほどの言葉を残しています。
彼は、1916年に平和運動、婦人解放運動に熱中したため、ケンブリッジ大学を解任されています。
また、生涯に4度結婚し、最後の結婚は80歳のときであった、と紹介されています。
数多くの名言は、波乱万丈の彼の人生が生み出したものに違いありません。
彼を研究している人も多いようですので、哲学的な解釈は専門の方に任せておきたいと思います。
私は、単にこれまでの自分の生き方振り返りつつ、反省と冷や汗を流すこと位しかできません。
仮にそこに見解の相違があったとしても、決して間違いではないのです
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■まとめ
では最初に戻りましょう・・・
徹底的に調べてみましたが、ラッセルはゴルフに関しては冒頭のひとつの名言しか残していません
英語では、こう表現されています・・
The place of the father in the modern suburban family is a very small one,
particularly if he plays golf.
このParticularlyという言葉が「特に」という意味の副詞として訳されています。
以下は私見です・・
父親の居場所がとても小さいというのは・・
1つは、当時はまだゴルフそのものが市民権を得られておらず、ゴルフをすること自体に肩身の狭い思いをしていた
もうひとつは、ゴルフはお金がかかるものなので、苦しい家計の中でゴルフをやるなんて、と経済的理由から家族からも反対されていた
と解釈できます。
更に面白いのは、わざわざ「郊外にある家庭に」と断っています
これは何を意味するのでしょうか?
こういう考え方ができます。
都市部は土地や家の値段が高くて手がでない
やっと、少し離れた郊外にマイホームを持ったのに・・・
という前提がつくのであれば・・・
やはり、返済のための奥様の家計のやりくりが大変になってくるので肩身が狭い・・という説がますます有力になってきますね。
それだけゴルフには不思議な魔力があるのだと考えられます。
このように勝手に解釈してみるのも楽しいもので、その時代の市民の生活やゴルフの社会的地位が分かるような気がして、いい勉強になります。
さて今回のバートランド・ラッセルの名言と私の独自解説はいかがでしたか?
ハイ、今日はここまでとします。