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2018年04月19日

ミロシュ・フォルマン死す(四月十六日)



 チェコ出身の世界的映画監督のミロシュ・フォルマンの訃報が入ってきたのは、プラハにいた土曜日だっただろうか。最近、ユライ・ヘルツも亡くなったはずで、チェコの映画関係者の死が相次いでいるような印象がある。
 ここ数年のことだと思うのだが、チェコの映画やテレビの歴史において重要な人物が、70歳とか、75歳とか切りのいい、一の位が0か5で終わる年齢に達したときに、チェコテレビではそれを祝うという名目で、その映画監督や、俳優のかかわる映画やテレビドラマを集中して放送する。それで驚かされるのが、意外なまでの高齢である。
 普段、昔の作品の再放送の再放送で目にしている若々しい印象は、テレビのトーク番組なんかで最近の姿を見てもあまり変わらない。テレビに出てくるときには、若く元気に見えるようにしているというのもあるのだろうけど、表示される年齢に驚かされることが多い。フォルマンも確か去年か一昨年かに、85歳のお祝いをかねていくつもの作品が放送されたのを覚えている。



アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]



 フォルマン作品で、一番有名なのはもちろん「アマデウス」なのだろうけど、これを日本で見たかどうかの記憶があいまいである。映画館に映画を見に行くような人間ではないので、見ていたとしてもテレビが生活の一部であった高校時代の何とか洋画劇場でのことだと思うのだが、高校時代は決まった番組以外は見ない生活を送っていたから、わざわざ吹き替えの外国映画を見たとも思えないのである。仮に「アマデウス」を高校時代に見た可能性があるとすれば、森雅裕の『モーツァルトは子守唄を歌わない』と関係しているからという理由なのだけど、高校時代の自分がそこまでの森雅裕ファンであったかどうかにも自信が持てない。映画の公開時期的に中学時代の可能性もあるのかなあ。それだと見た可能性は高くなるけど……。
 それはともかく、高校時代は、馬鹿者だったので外国映画は字幕付きで見るほうがいいと信じていたのである。今では、字幕つきの映画なんて、字幕を読むのが追いつかないので、とてもじゃないけど見られない。日本映画のチェコ語字幕つきも字幕と音声を同時にとなると辛いことになる。チェコの外国映画の吹き替えは、共産主義時代の昔からレベルが高いことで定評があるから、違和感はほとんどない。最近のものには台詞の翻訳がおかしいものもあるらしいけれども、古い時代の吹き替え作品の完成度は高いのである。



カッコーの巣の上で [DVD]



 「アマデウス」以外のアメリカのフォルマン作品は、自信を持って日本では見ていないと言える。「カッコーの巣の上で」「ヘアー」なんかは題名は聞いたことがあって、チェコ語の勉強を始めてからチェコ出身のフォルマンの作品だということは知ったけれども、英語で撮影された映画を見てもチェコ語の勉強には役にたないのであえて見ることもなかった。そもそも「アマデウス」の存在を知ったときに、フォルマンがチェコスロバキアから亡命した人物だということを知っていたのだろうか。
 だから、「アマデウス」以外に、日本でフォルマン作品を見ているとすれば、亡命以前のチェコ語の作品ということになる。ただ、日本のチェコ大使館が在日チェコ人、チェコ語学習者向けに開催していた映画の上映会には時間の都合がつく限り参加していたのだが、当時のチェコ語能力の低さから内容がほとんど理解できなかったこともあって、何を見たか覚えていないのである。



火事だよ!カワイコちゃん [DVD]



 見たとすれば「黒のペトル(Černý Petr)」「ブロンドの恋(Lásky jedné plavovlásky )」「火事だよ! カワイ子ちゃん(Hoří, má panenko)」の中だと、邦題を何とかしてくれといいたくなる最後の作品だと思うのだけど……。チェコ語のサマースクルーで何回か見て、これも次第に話が理解できるようになったのは覚えている。一回しか見たことのない映画なら、だいたいいつどこで見たか覚えているのだが、繰り返し繰り返し見てしまうと、最初に見たのがいつだったのか記憶があいまいになってしまう。
 よく考えたら、フォルマンの映画をちゃんと見たのは「アマデウス」と「火事だよ! カワイ子ちゃん」の二作品だけなのだ。なんだか申し訳ない気がするので、「黒のペトル」と「ブロンドの恋」は一度最後まで見ておこうかなあ。チェコ語の勉強に力を入れなくなってから、集中してテレビを見る時間も映画やドラマを見る時間もほとんどなくなってしまった。

 ちなみに、ちらっと見た、もしくは予告編だけ見た最近の、と言っても数年前のことだと思うが、子供向けの童話映画に、フォルマンが端役で登場して驚いたのは覚えている。息子二人も兄弟で子役として活躍していたんじゃなかったかな。たしか、一部の人たちに熱狂的な人気を誇る「ホモルカ」三部作に登場していたような気がする。
2018年4月16日24時。









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