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2018年03月08日

ストラマッチョーニ解任(三月五日)



 難しいことを考えられる状態ではないのでスポーツネタが続く。巨額の資金と半年という時間を投入したスパルタの試みは壮大な失敗に終わった。昨年の夏に就任して以来、結果だけでなく内容の面でも成果を上げることができず、ファンたちからの解任要求にさらされて久しいイタリア人監督のストラマッチョーニの解任が決定したのだ。後任は、外国人監督という冒険を避けてチェコ人監督の中から選ぶようである。これによって、多国籍の有力選手を集めて外国人監督に采配を任せるというスパルタの国際化路線はいったん頓挫ということになる。
 後任として有力視されているのが、選手としてスパルタでもプレーしたことのあるハパルで、現在はスロバキアのU21代表の監督を務めている。ハパルは選手としてはオロモウツでも活躍したことがあるし、監督としてはチェコではオパバを率いていたのを覚えている。その後、スロバキアやポーランドに活躍の舞台を移していたのだが、今回救世主としてスパルタに戻ってくることになったのだが、果たしてどれだけの手腕を見せてくれることだろうか。

 今回の解任に関しては、スパルタにしては長い間我慢したというのが率直な感想である。これがチェコ人の監督だったら、昨年の夏のヨーロッパリーグの予選で敗退した時点で解任されていてもおかしくはなかった。外国人監督で時間が必要だという判断は正しかったのだろうが、ここまで我慢したのならシーズン終了まで任せてしまえばよかったのにと思わなくもない。中途半端な遠慮しいしいの指揮の目立った監督が遠慮をかなぐり捨てて、自分の好き勝手にチームを作るのが見たかったのだが、最後まで中途半端なチーム編成に終わってしまった。結局監督の目指すチームというものが、勝っても負けても見えてこなかったのが一番の問題と言えるだろうか。
 不満分子と化しつつあったバーハを出したのは正しい。それならラファタも出してしまうべきだったし、出場できない不満を移籍志願という形で表明したフリーデクあたりも放出しておけばここまでチームが形にならないということはなかったのではないかと思う。完全に開き直って獲得した外国人選手を全員先発メンバーに並べるとかいうことができなかったのは、フロントからのチェコ人選手を必要以上に減らすなという指示でもあったのだろうか。すべての外国人選手が、監督の求めた選手ではなかったという事情もあるのだろうけど。

 フロントの監督に対する支援もなんかちぐはぐな感じで、どこまで本気でイタリア人監督を支えようとしていたのか疑問がなくはない。外国人監督だというのに専門の通訳を置くことなく、イギリスでプレー経験のあるコバーチが、英語の苦手なチェコ人選手向けの通訳を務めるという話を聞いたときには、最初から失敗を願っているのではないかと疑ったものだ。その一方で結果が出ない監督を半年も引っ張ったわけで、選手も混乱したのではなかろうか。

 今後は、スパルタが路線変更をして、またチェコ人中心のチーム作りにもどるのか、チェコ人監督の下外国の代表クラスの選手を集めて強化を図るのかに注目である。チェコ人監督では外国人選手をまとめきれないというのがイタリアから監督を招聘した理由だろうけれども、チェコ人の監督を据えた上で、外国人中心のチーム作りを続けるのだろうか。
 今更チェコの有力選手をかき集めようとしても、以前とは違って、地方のチームから直接外国に移籍することも多いし、プルゼニュとスラビアという獲得のライバルになるチームも存在する。資金力では、オーナー企業が本国の中国で問題を抱えているらしいけれどもスラビアに叶わず、現時点のチームの魅力としてはプルゼニュに勝てずで、獲得できないことも予想されてしまうのである。

 中途半端に上位に入ってヨーロッパリーグの出場権を獲得するぐらいなら、以前のスラビアのように、一度どん底まで落ちて一から再建するスパルタってのも見てみたい気がするけどね。

 何とか深夜更新に復帰。いつまで続くか。
2018年3月7日23時。







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