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2017年07月13日

大スランプ(七月十日)



 まともな人様に読んでもらえるような文章が書けないという意味では、万年スランプというか、このブログを書き始めて以来解消できていない問題なのだが、いや、そこは単なる実力不足だと言われればその通りなのだけど、前を見るのをやめたら、ほら終わりだし、いつかはまともな文章が書けることを夢見て書き続けているのだから気にしないことにして、ブログを始めて一年半、今年の七月に入って筆が全く進まなくなった。
 これまでも何度か筆が進まないとか、必要以上に時間がかかるとか、ねたがないとか、しょうもない愚痴めいたことを書き散らしてきたけれども、今回の大スランプに比べればかわいいものだった。何だかんだで、ネタが見つかって、ネタさえあれば、それなりに書くことも思いついて、それなりに、このブログ内のレベルでは、そこそこのものが書けていたのだ。ただし、よそ様の読める文章と比べてはいけない。
 それが、今年もきゅうりの季節が始まって、書くことがなくなりよなあと思っていたのがいけなかったのか、七月に入って、いや六月末に久しぶりに『小右記』のまとめ記事を投稿したあたりから、何について書くのかを決められなくなった。いくつか暖めてあるテーマはあるのだけど、その中のどれを頭の中でいじくりまわしてみても、話が広がっていかない。断片的な文章、文は思いつく。それをどうつなげて一つの文章にするのかが見えてこなかった。

 そもそも、このブログの文章は、それほど構成に気を使っていないので、書き出しから最後の部分まで、かっちりと結びついたものにはなっていない。こう書くと、意図的にそうしているように感じられてしまうけれども、構成的にきっちりしたものを書くには、時間と気力と体力をつぎ込んで意識して書く必要があるから、普通に書いたらこんな文章になるという面もある。
 それで、きっちりと結構のある文章ではないけれども、それぞれの部分が、緩やかに結びついて、何となく一つの文章として読める、書いた本人としてはそう感じられる文章を書いてきたつもりである。それなのに、具体的にどの文章がとは言わないが、それぞれも文が別の方向を向いていて一つの段落にならない。段落にはなっても文章になっていないような、そんな感覚に襲われてしまった。
 頭の中で文章の展開が出来上がらないまま無理やりに書き始めたから、まとまりのかけらもない文章になったという面はある。それでも頑張れば何とかなると思っていたのだ。結局、書き始めた文章を没にして、別なテーマで書き直すことも何度もあったし、文章全体ではなく、書きかけた段落や、分を丸ごとカットしてしまうこともあった。こっちは普段でもないわけではないけど、途中まで書いた文章を没にするというのは、これまでほとんどなかったんだけどねえ。

 その結果、書くのに遅れが生じ、毎日のように投稿直前まで二日前づけの文章を書いていた。文章末尾の脱稿日時は、見得も入っているからフィクションの部分もあるのだよ。仕事の都合であまり時間が取れなかったとか、酒飲んで酔っ払ってかけなかったとか、そんなまっとうな理由がないのに書けないのがつらかった。
 そう、久しぶりに書くことの辛さを味あわされたのだ。もう、今年の正月のように、一時休んでしまおうかと思ったくらいである。正月は寝込んでしまって物理的にかけなかったのであって、書きたくなくなったわけではない。今回は書きたくないという気持ちが芽生えてしまっていたのが危険な気がして休むという選択はできなかった。自堕落な人間なので、一度休んだら永久に休んでしまう可能性が高いので、嫌がる自分に鞭を打って書き続けることにしたのである。

 そのため、普段からどうしようもない文章を垂れ流しているこのブログのレベルからいっても、どうしようもなさ過ぎる文章をお目にかけることになってしまって、申し訳ないの一言なのだけど、大スランプ中の文章の方がましだったとか思われていたら悲しい。本当はこのテーマも、大スランプのどん底のときに書こうと思いついたのだけど、ただでさえややこしい話になりそうなものを、文章に脈絡が付かない状態で書いたら、えらいことになると思って、多少回復するまで待つことにしたのだ。
 それで、何とか最悪の状態は脱したことを確信できた今日になって、書くことにしたのだけど、冒頭部分のぐだぐだっぷりは、完全回復には程遠いことを思わせる。しかし、書きたくないという気持ちは消えたし、書き始めるに当たって、段落一つ、いや二つ分ぐらいまではめどが立ち、そこまで書く間に、次が見えてくるようになっているから、大スランプは終わったということにしよう。後はまた毎日毎日、愚にも付かない文章を書き続けるだけである。

 久しぶりに当日分の記事を終わり近くまで書き進めることもできた。完成させるのは翌日のことになるだろうけど、ほかのことに使える時間が増えるのはありがたいことである。何をどう書くか考えるだけで、何時間も費やすのは時間の無駄以外の何物でもないし。
 それにしても、何故に六月末にこんなことになったのだろうと考えて、去年夏越の祓について書いたことを思い出した。昔の人の知恵ってのは侮れないね。一年の真ん中に当たる六月の末に、大きな祓をして、次の半年に向けて気持ちを立て直していたのだろう。来年は茅輪くぐりの真似事でもしてみようか。
7月11日20時。
 

 トマソンのことを書いたのがいけなかったのかもしれないとふと思ってしまった。トマソンの呪いなんてのなかったっけ? 7月12日追記。

超芸術トマソン (ちくま文庫) [ 赤瀬川原平 ]






タグ:愚痴
posted by olomoučan at 07:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ
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