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2017年02月21日

チェコリーグ移籍情報(二月十八日)



 サッカーの春のシーズンが開幕する前に、チェコ的に重要な選手の移籍情報についてまとめておこうと思っていたのだが、すっかり忘れていた。いや忘れていたのはまとめることではなくて、二月の中旬にリーグが再開されることである。いまさらだが、エーポイシュチェニー・リーガというチェコサッカー一部リーグの名称は、許容範囲を超えているので使わないことにする。わがチェコ語では、以前のガンブリヌス・リーガ、シノット・リーガでも許容範囲ぎりぎりだったのだ。
 さて、日本では全く話題に上らないであろうチェコリーグの移籍について、細かいところまではチェックしていないので、チェコ的な大物の移籍だけ簡単にまとめておく。

 この冬の移籍は全体的におとなしかったという印象があるのだが、一番積極的に補強に走ったのは中国スラビアである。ディフェンス陣の強化に、テプリツェから若手でU21代表にも呼ばれているルフトネルと、ノルウェーのモルデからフロという選手を採った。そして去年の夏の時点で、プルゼニュ、スパルタとの間で争奪戦になっていたリベレツのヤン・シーコラの獲得に成功した。
 そして最後に代表にも一時期定着していたものの、プルゼニュでもその後ヤブロネツでも、いまひとつ活躍できなかった伸び悩み中のテツルを獲得。シュコダとメシャノビッチがいるところにテツルまでというのはどうなのだろうと言う気もするが、監督のシルハビーがヤブロネツ時代に指導しているから、その縁もあって獲得を希望したのだろうか。

 フロは知らないが、チェコ人選手は三人とも、チェコレベルではそこそこ大物なので、テツル以外は先発として計算されているようだ。これだけの選手が入っていくると、出て行く選手もいるわけで、昨年の夏にシュコダの動向が確定する前に、大慌てでスロバキアからチェコレベルでは大金で獲得したファン・ケセルがポーランドのグダニスクにレンタルで出て行った。シーズン初めのごたごたの中でスロバキアリーグ得点王の実力は片鱗ぐらいしか見せられないままポジションを失ってしまった。他にもヤブロンスキー、ジェレズニーク、ソウチェクなどがスラビアを離れた。

 ライバルのスパルタは、ドゥクラからスペイン人選手のネストルを獲得したぐらいで、大きな変化はなかった。このチームは十分以上に戦力は整っているので、けが人が戻ってくるのが最優先ということだったのだろう。ただ、移籍に関してスパルタが、いやスパルタだけではなく、ムラダー・ボレスラフにも責任はあるけれども、失態を犯した。
 秋のシーズンをスパルタからレンタルされてボヘミアンズで過ごしたブディンスキーというゴールキーパーを、ムラダー・ボレスラフが獲得したのだが、選手登録が認められなかった。ブディンスキーにとってボレスラフが、このシーズン中四つ目のチームになることが理由だった。
 チェコのリーグのシーズンは七月一日付けで始まる。ブディンスキーは昨年の七月の半ばまで、二部リーグのブラシムの選手として登録されていた。その後、レンタルからスパルタに復帰して、ボヘミアンズにレンタルされている。この時点で、一シーズンに所属しプレーできるチーム数のリミットである三チームに到達した。秋のシーズンが終わり再びスパルタに戻ってきた後、ポーランドリーグに移籍したディビシュの代役を探していたムラダー・ボレスラフにレンタルされることになったのだが、これが四チーム目ということで、登録できず移籍も中止になった。

 この一シーズン、三チームまでという規定は、ヨーロッパレベルでは二チームまでという規定があることを考えると、チェコ独特の規定で秋と春とで別のチームにレンタルできるように配慮したものだろう。下位のチームにはレンタルで獲得した選手たちでやりくりをしているチームが多いチェコでは必要なのだろうが、リーグの年度が始まる前に、レンタルから戻していないチームがあることは想定していなかったのだろう。というかそこまでは面倒見切れんよということか。
 この問題の解決策として、スパルタで出番を失っているビチークを、ブディンスキーの代わりにボレスラフにレンタルするという案も出ているようだ。スパルタにとっても、ボレスラフはある意味ありがたいレンタル先であるので、このまま放置ということにはならないだろう。以前、移籍期間が切れた後に選手を獲得する裏わざとして使われたプロではなく、アマチュア契約で獲得するなんてことになったらいやだなあ。この辺はチェコのサッカー協会が制度を改善していることを期待しよう。

 最後にチェコから出た移籍と、チェコに入ってきた移籍で一番大きかったものをあげて今日の記事を終わることにする。
 出て行ったほうでは、代表デビューも果たしたリベレツのポコルニーがフランスのモンペリエに移籍したのが、最大の驚きだっただろうか。すでにフランスでデビューを果たし、ディフェンスの選手なのにゴールも上げているようだから、期待してよさそうだ。現時点ではプラシルにと合わせてフランスリーグのチェコ人選手は二人になるのかな。

 入ってきたほうでは、何といっても、オーストリアのベッカム(とチェコの新聞に書いてあった)、元オーストリア代表の主力選手アンドレアス・イバンシッツに尽きる。期待はずれだったアルバニアのカチェと、監督とうまく行かなかったところがありそうなドゥリシュが出て行ったのを、少なくとも話題性では遙に超えている。プレーでも圧倒的に超えてほしいところである。ドゥリシュの長年にわたる貢献を超えるのは難いかな。とまれ、イバンシッツが下馬評どおりの活躍を見せれば、プルゼニュの優勝はますますかたくなりそうだ。
2月20日12時。




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