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2017年02月01日

フィギュアスケート(正月廿九日)



 今から十年近く前になるだろうか、大学時代の友人から突如連絡があって、大ファンのロシアのフィギュアスケートの選手のアイスショーがチェコで行われるから、それを見るためにチェコに来るという連絡があった。会場がオストラバなので、プラハからオストラバに行く途中でオロモウツに寄るというのだ。
 ホテルもチェコ国内を移動する電車のチケットも、もちろんアイスショーのチケットもすべて準備は済んで後は出発するだけだったらしいのだが、友人との十年ぶりぐらいの再会は実現しなかった。こっちもモリツを予約して待っていたんだけど……。
 アイスランドの火山が大爆発を起こし、噴煙が飛行機が巡航する高度にまで達したことから、飛行機に悪影響があるのではないかということで、日本からヨーロッパに飛ぶ飛行機が軒並み欠航してしまったのだ。飛行場に行くまでは飛ぶという情報だったらしいのだけど、最後の最後に欠航が決まって、友人は無駄な希望を持たせる航空会社のやり口に憤慨していた。あのときは、日本に帰ろうとしてヨーロッパで足止めを食った人も結構いたなあ。

 それはともかく、そのロシアのプルシュチェンコがアイスショーを行ったオストラバで、フィギュアスケートのヨーロッパ選手権が行われている。競技自体は昨日で終わったから、行われていたの方が正しいか。
 若手選手を中心にチェコ人選手も各カテゴリーに出場していたので、観客の集まりも悪くなかった。いや、観客を集めるためにチェコ人選手が出場できるようになっていたというのが正しいのかもしれない。フィギュアスケートのことはよくわからないので、気になったことだけ指摘しておくと、チェコ人選手のときだけ大騒ぎをする観衆と、演技前のウォーミングアップをしているグループにチェコ人選手がいると他の選手を無視してチェコ人選手の姿だけを追い続けるチェコテレビの映像には、地元びいきもやりすぎだろうという批判を禁じえなかった。
 ヨーロッパ各地から応援のために観客が集まってきているのはともかく、日本人の姿も結構あって、ニュースに取り上げられていた。言葉の問題があったのかインタビューは受けていなかったけど。インフルエンザが流行っているからか、こちらでは医者が手術などのときに使っているの以外には見かけることのないマスクをかけた人もいたので、まだドイツあたりで放射能云々というあほなニュースが流れたりしないかと期待してしまった。

 ヨーロッパ選手権なのにスポンサーとしても日本企業が二つ名を連ねていて、そのうちシチズンはヨーロッパにも輸出しているのだろう。もう一つのコーセー(たぶん化粧品の会社)は、こちらでは商品を見かけたことがないのだけどヨーロッパに輸出しているのだろうか。いずれにしても日本人というのは、フィギュアスケート好きだよなあと思わされる事実であった。
 1980年代にオリンピックを追いかけ始め、90年代の初めにやめてしまった人間にとって、フィギュアスケートというと、渡辺えみ選手と伊藤みどり選手ぐらいしか記憶になく、男子なんて誰かいたっけ状態である。だから日本でフィギュアスケートがここまで人気があるというのがいまいちぴんと来ない。

 チェコテレビの中継を見るともなく見ていたら懐かしい名前が聞こえてきた。ノルウェーの選手の演技の後にノルウェーのフィギュアスケートの話になって、アクセル・パウルゼンなんて選手もいたよという話が出てきたのだ。日本でも「トリプル・アクセル」なんて言葉は九十年代の初頭には普通に使われていたと思うが、そのアクセルが人名であることを知ったのは、何によってであっただろうか。テレビの中継でも言っていたかもしれないが、フィギュアスケートよりもスピードスケートのほうを熱心に見ていたから、全く記憶に残っていない。となるとあれだ。

 川原泉という漫画家がいる。一風変わった恋愛の熱を感じさせない恋愛漫画? で一部に熱狂的なファンがいたはずだが、この人が、一風も二風も変わったスポーツ漫画を何作か描いている。佐藤史生の存在を教えてくれた先輩は、野球漫画の『甲子園の空に笑え!』が一番好きだといっていた。ただこの漫画に関しては、野球のことはある程度知っていたので、面白いと思わなかったわけではないが、あまりの非現実的な物語にちょっとなあという感想を持つしかなかった。
 しかし、ろくに知識のないフィギュアスケートを題材にした『銀のロマンティック…わはは』には、文句のつけようがなかった。その中でアクセル・パウルゼンという人物が、スピードスケート用のスケート靴で成功したのが、アクセルと呼ばれるジャンプで、他のジャンプも初めて成功した人の名前で呼ばれているなんてことが書いてあった。トリプルアクセルを世界で初めて成功させたのがチェコの選手だなんて情報も出ていたかな。この辺のストーリーとは直接関係のない薀蓄情報が、ときに大量に放り込まれるのも川原泉の漫画の特徴だったかもしれない。その代わり順位の決め方の説明は読んでも全く理解できない、いい加減なものだった。順位点って、結局なんだったんだろ。

 とまれ、我がフィギュアスケートは、ある意味でこの『銀のロマンティック…わはは』がすべてで、オリンピックなんかでも、チェコ人選手が出場していたとしても熱心に見ることはないのである。このマンガ、久しぶりに読みたくなったのだけどこちらには持ってきていないのだった。残念。
1月29日22時。




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