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2016年12月13日

ヨーロッパリーグの結果(十二月十日)



 さて、ヨーロッパリーグの成績だけれども、リベレツはカラバフとの試合でもらってきた病気でチームが隔離状態に置かれて以来、完全に歯車が噛み合わなくなってしまった感がある。復活の兆しは見えなくはないものの、けが人と病人の海に沈んで、勝ちぬけのチャンスがわずかに残っていた最終戦も、ギリシャの多分テッサロニキのチームに完敗した。
 結局一勝一分で勝ち点四のグループ最下位に終わってしまった。何だかんだで最後には帳尻を合わせてくるだろうと期待していたのだが、スパルタがリベレツの監督トルピショフスキーをほしがって交渉が行われたのも、微妙に選手のモチベーションに影響を与えたかもしれない。選手としてはシーコラとか、ポコルニーとか代表に呼ばれるぐらいがんばっていたんだけどね。
 今年の秋のリベレツの最大の問題は、点が取れないことなんだよなあ。ボレスラフであまり出番がなかったことからリベレツに移籍してきたバロシュも不発だし、チェコリーグで十六節で十一得点というのは、イフラバと並んで最低の数字である。勝てる試合が引き分け、引き分けに終わるはずの試合が敗戦になるという悪循環に陥ってしまった感じである。この状況から、冬休みを利用して抜け出すことができるのかどうか、監督のお手並み拝見といこう。

 ヨーロッパのカップ戦およびその予選で、十四戦連続勝利なしというかつての姿からは信じられないような状態におちいっていたプルゼニュだが、最後の最後に強さを見せてくれた。かつてはチャンピオンズリーグの予選で十試合以上負けなしという記録を作っていたものなのだが。さすがに本戦ではそんなことはなかったけどさ。
 プルゼニュも、けが人の山で、この試合では、ディフェンスラインで本職のポジションを務めたのはセンターバックのヘイダだけという状態だった。サイドバックのジェズニーチェクがセンターバックに入って、両サイドバックには、コバジークとペトルジェラという本来サイドハーフの選手が入ることになった。これでは堅い守備なんて期待できそうにない。
 しかも、前半20分ぐらいにヘイダが、キーパーのコザーチクのミスをカバーしようとして、相手選手に手を引っ掛けて倒し、PKを取られて退場という最悪の事態に陥った。PKを決められ、さらに一点取られた時点でこの試合も勝てないと思ったのだが、この日のプルゼニュは違った。前半終了間際にホジャバが得点し、後半には、途中出場のデュリシュが二得点を挙げて大逆転。同点ゴールはホジャバがシュートの際にバランスを崩したのが、運よくデュリシュへの完璧なパスになるという幸運さだったけど、運のよさも勝つためには必要なのだ。

 いやあ、これがブルバの時代の強かったプルゼニュなのだよと思わせてくれた。当時もデュリシュは、十二番目の選手でバコシュに代わって出てきて活躍することが多かったし。その後、プルゼニュの攻撃の中心となっていたのだけど、今シーズンはヨーロッパ選手権出場の影響からか、本人の調子が上がらず、同時にクルメンチークが台頭したこともあって出場機会を減らしていた。久しぶりの大活躍だったのだけど、試合後にこれがプルゼニュでの最後の試合になるだろうというようなことをもらしていた。一説によるとスパルタとの重要な一戦で、控え選手としてベンチに座ることもなかったのが、決定的だったのだとか。
 このデュリシュの発言を受けてだと思うが、この試合でキャプテンを務めたペトルジェラは、冗談交じりに、死ぬまでプルゼニュに残ると発言していた。ネット上のテキスト速報でこの試合を追いかけていたら、後半まだ負けていた時間帯に、ペトルジェラにレッドカードの表示がついて、これは駄目だと思ったのだが、実際にはイエローカードだったようだ。

 一位通過を決めていたスパルタは、前半はインテルに押されている時間帯が多く、先制点も許してしまったのだが、後半に入るとスパルタのプレーが向上して、押し込む時間帯が増え、同点に追いついた後、ラファタが倒されてPKもらったのに、ドチカルが決め切れなかった。あれが決まっていたら勝てていたはずなのだけど。その直後にインテルの選手のハンドでPKになりそうなシーンもあったんだけど、さすがに連続してPKの笛はふけなかったようで流されたんだよなあ。スローでは見ていないので、本当にハンドだったかどうかは確認していないのだけど。
 結局終了間際に決勝ゴールを許して、勝てたはずの試合を落としてしまった。でも、緒戦のサウザンプトンとの試合を見たときには、サウザンプトンが頭一つ抜けていて、スパルタは通過できたとしても二位だろうと思ったのだが、サウザンプトンとインテルが敗退とは、予想もしなかった。そして、スパルタの監督交代がここまで劇的な効果があると予想できた人はいないのではないだろうか。

 混迷するスパルタの監督問題だが、この夏にチェコ代表の監督を電撃辞任してロシアのマハチカラに行っていたブルバが、候補になっているようだ。マハチカラでは期待されたほどの結果を残せておらず、冬の中断期間に解任される可能性も高いらしい。ロシアリーグの情報はほとんど入ってこないのだけど、結果にも内容にも安定感がないようだ。上位チームに完勝したかと思うと、最下位のチームに負けてしまうという不安定さである。
 ブルバが強いチームを作るにはもう少し時間が必要だろう。プルゼニュでもすぐに優勝を争うチームが作れたわけではないのだから。それに、ブルバはスパルタには合わないような気がする。だからもう少しロシアで頑張ってもらいたいところだ。
12月11日20時。



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