2021年04月03日
国会図書館オンライン利用者登録(三月卅一日)
国会図書館オンラインの検索機能には、あれこれお世話になっているのだが、「遠隔複写」を申し込むことも可能になっている。これまでも、存在は知っていたけど、どうしても必要なときには、日本にいる知り合いにお願いをして、職場近くの図書館に所蔵されている本や雑誌のコピーをお願いしてきた。都合よく所蔵図書館の近くに、連絡を取り合っている知り合いがいない場合は諦めていた。専門的に、研究しているというわけではなく個人的な趣味で読んでみたいと思っているだけだしさ。
それが、現状では国会図書館ですら入館制限をして予約制で、普段よりも少ない人しか入れないようになっているようだ。他の公共図書館や、大学の図書館などでも入館制限や営業の停止などがなされているだろうことは想像に難くない。日本はヒステリックに大声で叫ぶ意見のほうが、非論理的であっても通りやすいという変な国だし、知り合いにそんな状況の中図書館に足を運んでもらうのは申し訳ない。自分が日本に行ったとしても、国会図書館に入れるとは限らないようだ。
ということで、遠隔複写サービスを試してみることにした。国外からの以来も受け付けているようだし、支払いにクレジットカードも使えるようである。国外の研究者向けのサービスでもあることを考えると、書かれていないけど外国発行のクレジットカードにも対応していると考えていいのかな。その辺の細かい情報が少ないのはやはりお役所仕事というところか。大切なのは複写に対応してくれることだから、文句は言うまい。
その前に、利用者登録が必要だった。日本語至上主義者としては、ユーザー登録ではなく、利用者登録になっているところに、国会図書館のプライドが垣間見える気がして好ましい。入館にはさらに登録利用者カードの発行が必要になるようだが、こちらが日本に行けるめどは立っていない。行きたいかと言われると、答に窮してしまうのだが、いずれは銀行の手続きなどで行かねばなるまいとは思っている。
登録方法は、特に目新しいところもなく、メールアドレスを登録したら本登録用のアドレスが送られてきて、必要事項を入力するだけだった。外国の電話番号でも問題なく入力できたのはありがたかった。電話番号の入力を必須にしておきながら、日本の電話番号にしか対応していないところがあるけれども、実家の電話番号が使えなくなったらどうしようと不安になってしまう。
登録して、ログインして利用者情報のページをみたら、外国の住所を登録したのに居住国が日本になっていた。チェコに変更。問題なく変更できて、すぐに変更されたという連絡のメールが届いた。郵便番号のところにチェコの郵便番号を入れることもできたのだが、〒の後ろに5桁の郵便番号が並んで、その後に住所がつくという表記はチェコのものとは違うから、どうしようか考えているところである。
さて、一体何の複写をたのもうか。郵送料がかかることを考えると、いくつかまとめてお願いしたいところである。とはいえ、最初は使えるかどうかの確認だから、細かいことは考えなくてもいいような気もする。そうしたら、気になる本や雑誌を登録しておける機能があった。著作権はきれているはずなのに、インターネット公開されていない雑誌のチェコに関する記事や全集に納められている原典のわからない翻訳などを登録しておくことにしよう。
そういえば、マサリク大統領から日本の子供たちへのメッセージなんてのがあったなあ。どういう経緯で日本の雑誌がマサリク大統領に原稿を依頼したのかも気になるし、まず、これから依頼してみようか。いや、俳句雑誌に載っているらしいチャペクの翻訳も読んでみたいし、もう少し考えてからにしよう。
2021年4月1日24時30分。
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