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2020年11月26日

危険度カテゴリー4(十一月廿三日)



 先週の金曜日に、チェコ国内の感染の危険度を示す指数が一週間75以下のカテゴリー4相等だったことで、今日からチェコ全体がカテゴリー4となり、それに伴って規制が一部緩和された。このカテゴリー分け、20ごとかと思ったら、4と5だけ違っていて、境界が75、つまり4は60から75、5は76から100となっている。
 犬システムが発表された時点では、国全体は70で、一部の地方で75を越えているところがあったのだったか。それが全国的に75以下に下がり、一週間その状態が続いたことで、金曜日に政府の会議で警戒レベルをカテゴリー4に下げることが決定したのである。そして、現在では数値がカテゴリー3に入るところまで落ちているので、これが金曜日まで継続した場合には、来週から更なる規制の緩和が行われる可能性もある。

 とまれ、警戒レベルが4になったことによる規制の変更としては、夜間の外出禁止が21時からだったものが、2時間短縮されて23時からになった。同時に営業が許されているスーパーマーケットやレストランのお持ち帰り用窓口も23時までは営業を続けてもいいことになった。よくわからないのは23時まで営業している店舗で買い物をして帰る途中に23時を過ぎてしまった場合に、外出禁止に違反したことになるのかどうかである。従業員は、仕事帰りということで例外扱いされるようだけどさ。

 それから、犬システムに記載があったかどうか記憶にないのだが、銃や銃弾などを販売する銃砲店の営業再開が許可された。これは、秋の狩猟期が始まって猟師たちが使用して足りなくなった銃弾などを補充できないという問題への対策らしい。特に今年はまた、ドイツ、ポーランドなどでアフリカブタコレラが、野生のイノシシの間で流行し始めているらしく、チェコでも増え続けるイノシシの数を減らす必要があるため銃砲店の再開店が必要なのだという。
 しかし、テレビのニュースで登場した買い物客は、猟師などではなく、射撃を趣味とする人で拳銃を購入して、射撃場の営業再開が待ち遠しいと語ってた。考えてみればチェコの猟師というのは個人個人で活動しているのではなく、猟師会のような組織で活動しているのである。それなら組織から銃砲店にまとめて発注すれば、納入業者扱いになって特に開店させる必要はないような気もするのだけど、銃好きの人たちの運動に首相か、大臣が心を動かされたかな。

 意味がわからない営業再開の許可としては、ペットサロンも挙げられる。ドッグフードなどとペット向けの食品を扱うペットショップが営業を続けているのは、人間にとっての食料品店だと思えば理解できなくもない。しかし、ペットの見た目をよくするためのペットサロンの営業を再開させる必然性はどこにも見えない。どうせペットを集めてのイベントなど行なわれないし、他人の家に連れて行って自慢するなんてこともできないのだから、見た目の修正など不用だろうに。
 人間の見た目を修正するための床屋や美容院とは違って、人と人の接触が少ないから、感染を広げる可能性は低いというのが、その再開許可の理由らしいけれども、飼い主がペットサロンまでペットを連れて行かなければならないことを考えると、大差はないような気がする。帰省が導入された時点で、例外として営業の継続が認められていたのかもしれないけど、チェコの政府のやることにはよくわからんといいたくなることが多いのである。

 こんな状況で、閉店を余儀なくされた小売店の中には、同じような商品を扱っているのに、自分たちだけが営業を禁止されるのは不公平だとして裁判を起こそうとしている人たちがいる。例えば、衣料品や、靴、書籍などを販売する専門店は、営業禁止の対象になっているが、これらの商品を販売する大型スーパーは、入店人数に制限がかけられているとはいえ、規制を受けることなく営業しているのである。
 スーパー内の服の販売が問題ないのであれば、衣料品店での服の販売も問題ないはずだというのが、専門店側の意見である。同じようにスーパーで手に入るものでも、ペット用品に関してはペットショップの営業が許可されているというのも不公平感を煽るのだろう。ネットショップで購入した商品の受取所を兼ねている店舗でも、店内に客を入れることはできても、自分の店の商品は販売できないと言うよくわからないことになっているし、小売店の人たちが不満を抱えるのも理解できる。

 チェコの人が命をかけるようにプレゼントを購入するクリスマスが近づいていることを考えると、営業中の店の数が少なく、店の前に長い行列ができてしまうことが予想される。それなら、多くの店の営業を再開させて客を分散させたほうが、感染の危険は減るような気もする。政府としては意地でもクリスマス商戦に向けて、11月末、もしくは12月初頭に小売店の営業再開を目論んでいるようだから、心配することもないかな。
2020年11月24日17時30分










posted by olomoučan at 07:57| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ
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