2020年11月21日
十一月のサッカーチェコ代表(十一月十八日)
スポーツのプロリーグの開催条件が緩和され、サッカー、アイスホッケー以外にもいくつかのスポーツのリーグ戦が再開された。そのスポーツのリストの中にハンドボールも入っていたのだが、いつから試合が再開されて、テレビ放送が行われるのか確認するのを忘れていた。その結果、夕方、外の暗さから言うと夜といいたくなる6時半過ぎにテレビをつけて愕然とした。
カルビナーの監督を務めるブルーナがインタビューを受けていたのだ。内容からすぐに試合直後のものであることがわかり、またしても見逃したかと地団太踏んでしまった。しかも、この試合、カルビナーとドゥクラ・プラハという優勝争いすることが確実なチーム同士の対戦で、結果を確認したら29−26でカルビナーの勝利という接戦だったのである。試合経過もなかなか劇的で、前半いいところがなく最大で10点差附けられていたドゥクラが後半に息を吹き返し、一時は2点差にまで迫ったらしいのである。いやあ残念。
その代わりというわけではないのだが、夜9時前から行われた、サッカーのネイションズカップの今季最終戦スロバキアとの元連邦対決の試合はしっかり見た。9月に再開した代表の活動も三回目の最後のしあいであるこの試合で今年はお仕舞いとなるのだが、三回目にして初めて、全三試合まともな代表として機能した。問題がなかったわけではないけどさ。
9月はスロバキアでの試合に勝利した後、プラハの保健所の疫病担当者が代表の活動停止と下位三を命令したため、オロモウツでのスコットランドの試合は、没収試合扱いになるところだった。急遽編成された代理代表チームで試合に出場したものの、急造チームの不利は覆せず、1−2で負けてしまった。
こんな事態に追い込まれるのはチェコ代表ぐらいだろうと思っていたら、11月のネイションズカップの試合でノルウェーがさらにひどいことになっていた。日曜日のルーマニアでの試合が、感染者発生のために開催できず、没収試合で0−3の敗戦扱いになり、今日のオーストリアでの試合には、9月のチェコ同様代替代表で臨んだらしい。結果は引き分けだったかな。チェコよりはいい結果だったわけだ。
10月はキプロスで親善試合をしてイスラエルに向かう前に、検査の結果がはっきりせず、ぎりぎりの人数で試合に臨むことになった。念のためにプラハにもどって検査をしたら、監督のシルハビーまでもが陽性という判定が出て、スコットランドでの試合には監督抜きで向かうことになった。この試合にも0−1で負けた結果、チェコに2勝したスコットランドが勝ち点10で1位、スロバキアとイスラエルに勝ったチェコが勝ち点6で2位ということになった。
チェコは11月のイスラエル、スロバキアとのプルゼニュでの試合で2連勝したとしても、スコットランドが1勝でもしたら、逆転はできないという状況だったのだが、スコットランドがスロバキアとイスラエルでの試合で2連敗してくれたおかげで、イスラエルとスロバキアに勝ったチェコが逆転でグループ1位となり、ネイションズカップのBリーグからAリーグへの昇格を決めた。この結果よりも、試合がちゃんとした代表で監督のもとで行えたという事実のほうが重要な気もするけど。
もちろん今回の代表の試合も問題がなかったわけではない。最初に先週の水曜日にドイツでドイツと親善試合を行った際には、キーパーとしてパブレンカが出場して大活躍した。試合は0−1での敗戦だったが、パブレンカの活躍と審判のハンド見逃しがなかったらもっと大差で負けていてもおかしくない試合だった。そのパブレンカはドイツでの試合に出場した後、すぐにチームに戻ってイスラエルとの試合には参加しなかった。これはドイツではチェコから入国した場合に隔離が義務付けられているので、それを避けるためらしい。
ポーランドで活躍して久しぶりに代表に呼ばれたペクハルトは、検査の結果が陽性なのか陰性なのかはっきりせず、念のためにドイツでの試合には帯同しないことになったのだが、その後の検査でもはっきりした結果が出なかったため、結局メンバーに入ることなくポーランドに戻ることになった。他のチームでも陽性判定で出場できなくなった選手はちらほら出ているようなので、大会が開催され続けたこと事態が奇跡的だと言ってもいいのかもしれない。
無観客とはいえ、スポーツの試合が行われていることはありがたいことである。次こそハンドボールの試合を見るぞ。
2020年11月19日23時。
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