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2020年05月17日

自宅監禁日記(五月十四日)



 火曜日から始まった氷の男たち三日間の最終日の今日も気温は低く、外に一歩も出なかった。でなかった理由は寒かったからではなく、昨日予定を変更して冷たい雨の降る中、二日連続の散歩にでていたからである。一昨日の時点では、一日おきのつもりだったのだが、どうも体調がすっきりしなかったのと、夕方仕事が行き詰って気分転換が必要になったのとで散歩に出ることにした。
 黒い雲が垂れ込め始めていたので念のために持って出た傘はすぐに必要になった。土砂降りにはならなかったが、一時間ほどの散歩の間中、小雨が降り続いた。歩いたのはフローラの公園で、植えられた木が葉を茂らせていて雨を防いでくれるところもあったから、傘なしでも何とかなったかもしれない。
 二日連続の散歩ということで、前日と違ってゆっくり歩くことを心がけたのだが、ここ最近の運動不足の賜物で、今朝起きたときには足の筋肉が悲鳴を上げ始めていた。それが今日、出歩くのをやめた一番の理由である。無理をする必要のないときに無理をしても仕方がないのである。二日連続の運動のおかげか、朝昼晩の食事の前にはちゃんと空腹を感じるようになっていたし、日々の運動というものは、やはりあらまほしきものである。今日は休憩の日にしたけど。

 ということで、日記的な面では特に書くべきこともない。これで終わってしまっては分量が足りないので、あれこれ取りとめもなく頭に思い浮かぶことをつらつらと書き並べておく。
 日本のコロナウイルス感染者数が比較的少ないことに関して、検査数が少ないからだと主張する人たちがいる。それは確かにそうだろう。感染した人を選んで検査できるわけがないのだから、検査で陽性と判明した人以外にも、感染者がいるのは確実である。チェコの隣のスロバキアでも、当初はそんなことを言って、検査を増やせと大騒ぎしている人たちがいた。スロバキアも周囲の国と比べると感染者の数がはるかに少なく、その原因を検査数に求める人たちがいたのだ。

 問題は、メディアにしても政治家にしても何の根拠も示さず、実際の感染者数は十倍以上になると主張するアホがいることである。それらしき症状の出ている人や、感染が明らかになった人と接触があった人等、疑いのある人を中心に検査をしていながら、その陽性率は、日本は知らないけれども、チェコでは一番高かった日でさえ、15パーセント程度でしかなかった。これで検査数を増やせば比例的に感染者数が増えると主張するのは、悪い冗談にしか聞こえないのだけど、本気の人もいるようで日本人の科学的な思考能力の低下に頭が痛くなる。これではドイツのことを笑えないじゃないか。
 検査の基準を緩めて対象を増やせば、陽性の数が増える以上に、陽性の率が下っていくと考えるのがまともな考え方というものである。チェコでも陽性率が15パーセントと高かった日があったのは、当初の検査数が増やされる前のことで、検査数が増えると、すぐに5パーセント内外に落ち着いたし、その後も低下を続けた。スロバキアでも感染の恐れが高いと考えられていた東スロバキアのロマ人の集落を重点的に検査した結果、恐れられていたほどの感染者が出なかったことで、検査数が少ないから感染者も少ないんだという批判はあまり聞かれなくなった。

 チェコやスロバキアの事例を基に考えれば、検査の数を十倍、二十倍に増やしたところで、陽性と判定される人の数が増えるとしても、せいぜい3倍ぐらいのものであろう。日本の人口を考えると、6倍ぐらいになって初めてチェコと同じレベルの感染率ということになるのだが、そんな数字が出てくる可能性があるとは思えない。日本の感染者のうちのかなりの部分が外国人だという話もあるし、正直、緊急事態宣言なんて必要だったのかねと思わずにはいられない。

 今回の騒動が明らかにしたのは、日本の政治がマスコミに主導された衆愚政治に陥っているという事実で、一見マスコミとは一線を画しているように見える安部政権こそが、マスコミの作り出す雰囲気(世論ではない)というものを基に政局の運営をしていたという事実であろう。マスクがないとか、マスクを求めて暴動寸前なんて話が出れば、みんなにマスクを配りましょうとか、まともな政治のやることとは思えない。

 チェコでは優先順位が決められていたから、国民がマスクがないと騒いでも、国や地方自治体が入手したマスクが国民に配布されることはなかった。医療従事者を守ることが、国民の命を守ることにつながるのだからと、国民に対しては、マスクがなければ自分で作れ、作れなければマスクじゃなくてマフラーでも何でもいいから口と鼻を覆え、という指示を出した。それは腐敗したWHOがマスクには意味がないという蒙説を繰り返しても変わらなかった。
 その結果、個々の国民だけでなく布を扱っている企業が次々にマスクの生産を始め、配布したり販売したりするようになり、マスク不足は解消され、ショッピングセンターに自動販売機が設置されるまでになっている。最近買い物する機会の増えたネットショップでも、ピエトロ・フィリッピはマスクの販売を始めたし、ブラジェクは購入者にマスクを配布するというサービスをやっていた。
 
 うーん、なんか、すでに書いたことの繰り返しになった気もする。落ちもついていないし。これもまた自宅監禁生活がいけないのだということおしまい。
2020年5月15日9時。







https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19
https://www.krajpomaha.cz/




posted by olomoučan at 07:18| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ
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