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2020年04月12日

自宅監禁日記(四月九日)



 日本大使館からメールが来て、チェコの出入国に関する制限が緩和されたことを知らされた。具体的な内容はリンク先のチェコ内務省のHPで確認するようにということだったのだが、英語のページをチェコ語に切り替えてみてもどこが変わったのかよくわからなかった。というよりは、文字が小さすぎて読む気になれなかったというのが正しい。
 基本的に日本語もチェコ語も使えないところには恐ろしくていけないし、長時間飛行機になんか乗りたくないので、チェコから出国するなんて想像したくもない。だから細かい情報は知らなくても何の問題もないのだが、出入国の規制を緩和するのは早すぎないかとも思う。それより学校の再開が先じゃないか。まあ、観光客なんかはまだ入国させないだろうから、そこまで目くじら立てることもないかな。入国したら規定どおり2週間は隔離状態に置かれるだろうし。

 そんなことを考えていたら次のメールが来て、プラハの空港からの便は数が減っている上に、予告なしにキャンセルされることも多いから、事前に確認するようにと書かれていた。こちらにはプラハの空港のHPのリンクがついていたので、たまたま時間に余裕があったし確認してみた。出発便も到着便も3本しかなく、現時点でプラハと飛行機で結ばれいるのは、ベラルーシのミンスク、ブルガリアのソフィアと、中国の上海しかないようだ。
 独裁政権だという理由でEUから存在を無視されてるベラルーシは、独自のコロナウイルス対策をとっていることで、もしくは対策をとっていないことで有名で、各種スポーツのリーグ戦も観客を入れた通常の状態で続けられているらしい。確認された感染者の数が少ないからこんなことができるのだろうけど、ルカシェンコ大統領がコロナウイルスなんて畑仕事をしていれば感染しないとかのたまっていたというニュースも見た気がする。

 中国は感染の危険性が高い国として危険国に指定されて飛行機の定期便も運航を休止していたと思ったのだが、いつの間にか再開していたのだろうか。それにしては上海だけというのが不思議である。それで思い出したのが、中国の上海から定期的にマスクなどの医療品を空輸しているというニュースである。貨物用の飛行機ではなく普通の旅客機の客席にダンボールが詰め込まれていて、消防署の人たちが人海戦術で運び出していた。この定期便に客席が設定されているのではないかと思いついたのだけど、どうだろうか。
 ブルガリアの状況は、ベラルーシ以上に入ってこないから、どうしていまだに飛行機が飛んでいるのか想像もつかない。チェコが原則として外国人の入国、チェコ人の出国を禁じている以上、この便を利用できるのは、チェコにいるブルガリア人とブルガリアにいるチェコ人がそれぞれ帰国する場合だけになるはずである。それは他の二国も同じだから、今でも飛行機の便が残っていること事態が不思議といえば不思議である。

 話は変わって、昨日ちょっと触れたプルゼニュ地方の知事の話だが、実は検査を受けたのは二回だけではなく、合計4回受けたらしい。知事が困ったのは、その4回の結果が、陰陽陰陽と交互に二回ずつ陰性と陽性の判定が出たことだという。これについて専門家は、検体の採取のやり方に問題があったのかもしれないなんてことを言っていた。
 プルゼニュ地方では、ドイツとの国境に近いドマジュリツェで急速に感染者の数が増えているようで、町を封鎖するかどうかの検討が行なわれているようだ。ドイツから国境を潜り抜けて買い物に来るやつらがいるのだろうか。厚生省の発表を信じるなら、確認できない感染の拡大はないと言うことだからそんなことはないのだろうけど、チェコを見下している差別主義者のドイツ人どもがチェコ側の規制を素直に守るとも思えない。

 7時のニュースでは、チェコ最初の感染者の1人が取材に応じていた。この人はイタリアで感染して帰国し、ウースティー・ナド・ラベムの病院で感染が確認された後、プラハの病院に移送されて乳井していた。その後、三世代7人で同居している家族の感染も次々に確認され、最終的には本人も含めて5人が陽性の判定を受けた。
 陰性のままだった2人は子供で、本人たちも同じ家で同じように生活していたのに2人だけ感染しなかったのは不思議だと笑っていた。入院したのは本人も含めて2人だけで、残りの3人は自宅療養だったらしい。無症状か軽症だったのだろう。本人は病気の経過について、不安が一番大きかったと回想していた。誰も経験したことのない新しい病気で、中国とイタリアであれだけの惨状を作り出した病気にかかったのだから、とてつもない不安を感じるのも不思議はない。その不安が、自分の病状を実際よりも重く感じさせることもあるんだろうなあ。腎臓結石で苦しんだときは、異国の地で乳井するという不安に、命の別状なんかなかったのに、死ぬと思ったからなあ。

 8時からはバビシュ首相がテレビで特別演説を行った。ちゃんと聞いていたわけではないけど、ヒステリックな感じがなかったから、誰かが代筆したものを読み上げたのだろう。何故に今と言うと、イースターのせいである。ホームセンターの営業を解禁したのも、金曜日から月曜日のイースター休みを庭仕事に使わせようという思惑があってのことに違いあるまい。
 クリスマスが、家族で過ごす宗教行事なら、イースターは親戚や近所の人を訪問する宗教行事である。日曜日の夜の大宴会は禁止されているから開催はされないだろうけど、月曜日に柳の若枝を編んで作ったポムラスカ持って知り合いの家を渡り歩くなってのは、やりかねない。それを防ぐためのバビシュ首相の演説であり、ホームセンターの営業解禁だったのだろう。
2020年4月10日10時。







https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19
https://www.krajpomaha.cz/










posted by olomoučan at 07:06| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ
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