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2019年05月07日

チェコ土産、もしくは記念に(五月五日)



 チェコに観光客として来たのなら、お土産としてはプラハの旧市街や、飛行場に並んでいるお土産ショップのいかにもというグッズを買って帰れば、人に配るにも自分用の記念品にするにも十分なのだろうけど、長年チェコに住んでいるとそんなわけにも行かない。チェコと言えば、当然ビールなのだが、お土産として配るには重過ぎるし、記念品として持って帰ってもすぐになくなってしまう。
 だから、あれこれチェコ製のものの紹介をしているのだけど、人様に配るお土産というよりは、自分がチェコ好きであることを表明するための、わかる人にしかわかってもらえない記念品になってしまうものが多い。靴にしたって服にしたって、日本でほらこれチェコのなんて自慢しても、変な人扱いされるのが落ちだろう。チェコでってなかなかわかってもらえないのだから。それでもチェコのものにこだわる人はいるだろうから、気が付いたら、もしくは思い出したらこの手のものは紹介していくことにする。

 チェコの製品が世界にもっとも広がったのは、バテャやコイノールもそうだが、チェコスロバキア第一共和国の時代である。その時代に成功をおさめた企業の中には、共産党政権によって解体されそのまま消えていったものもあるが、ビロード革命後も生き残って、かつての輝きを取り戻したものもある。
 その手の企業のうちの一つが、家具、特に木製の椅子やテーブルなどを生産しているTONである。この家具のブランドについては、日本にいるときに知り合いからちらっと聞いた記憶があるような気もするので、日本でも知られているかもしれない。日本で手に入るようならお勧めなのだけど、チェコで買って持って帰るとなると大変である。

 この会社は、モラビアのビストジツェ・ポット・ホスティーネンに、1861年に設立された工場を母体にしている。もともとは創立者の名字を取って「Thonet」という社名だったが、第二次世界大戦後に国有化され、社名も音の似ている「TON」に変更された。「(木を)曲げて作る家具の工場」という意味が与えられたようだけど、後付けの語源のように響く。その後、ビロード革命後の1994年に民営化されて現在に至る。
 工場を創設した「Michael Thonet」氏は、名前から言うとドイツ系の人のようである。当時はオーストリア=ハンガリーの時代なので、チェコ系の人がドイツ風の名前を使っていたという可能性もなくはないのだけど、ドイツ系の家具生産の企業として「Thonet」社が存在することを考えると、ドイツ系で第二次世界大戦後は創業者の一族はドイツに逃げるか、追放されるかしたということだろう。それが、この会社がビロード革命後に創業者一族に返されず、国営企業を経て民営化された理由なのだろう。

 チェコの建築探偵の出てくるテレビ番組「シュムナー・ムニェスタ」にも、近代の工場建築の例として登場して、当時生産されていた椅子なんかも紹介されていたのだが、現在の商品ラインナップの上のほうに並んでいるものよりも、正直魅力的だった。現在のはデザインに凝り過ぎていてなんだかなあと言いたくなるものが多い。好きな人は好きなんだろうけど。
 TONのHPには、製品のカタログがあって、19世紀にデザインされた椅子の生産も続けているようである。お土産なり記念品なりにするなら、最新のデザインよりもこちらの方が断然いいと思う。ただ椅子を一脚買ってもしょうがないからなあ。それなら、上着掛けのほうがいいかな。例えばこれ。持って帰るのは大変だけど、チェコにいる間だけでもさ。

 工場のあるビストジツェ・ポット・ホスティーネンには、工場が火災にあった後、創業者一族の居住のために建てられた邸宅が残っていて、現在はショールームとして活用されているらしい。建物の見学をさせてもらえるなら、近代建築ファンとしては一見の価値があると思うのだけどどうなのだろうか。
 街にはルネサンス様式の城館も残っているようだから、一度話の種に行ってみようかとは思う。電車ならオロモウツからフリーン乗換えで一時間ほどで到着するから、それほど行きにくいわけでもないし、巡礼の聖地となっているホスティーン山を仰ぎ見るような場所にはまだ行ったことがない。
2019年5月6日23時45分。





これがチェコのTON

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これは、チェコのTONなのか、ドイツのThonetなのかわからない。おまけに北欧とか書かれているし。イケアじゃないんだから何でもかんでも北欧にするなよ。

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これはドイツのThonet。

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posted by olomoučan at 06:25| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ
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