アフィリエイト広告を利用しています
<< 2024年02月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    
検索
リンク集
最新コメント
チェコの銀行1(十二月二日) by ルイ ヴィトン 時計 レディース hウォッチ (03/20)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしやん (12/30)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしゃん (12/30)
メンチンスキ神父考再び(七月卅日) by にっしゃん (12/30)
カレル・チャペクの戯曲残り(二月朔日) by K (08/16)
最新記事
カテゴリーアーカイブ
記事ランキング
  1. 1. 『ヨハネス・コメニウス 汎知学の光』の刊行を寿ぐ(四月十日)
  2. 2. no img 『羊皮紙に眠る文字たち』『外国語の水曜日』(三月十九日)
  3. 3. no img コメンスキー――敬虔なる教育者、あるいは流浪の飲んだくれ(九月廿七日)
  4. 4. no img すべての功績はピルスナー・ウルクエルに(一月廿六日)
  5. 5. no img 「トルハーク」再び(三月廿日)
  6. 6. no img トルハーク四度(十月二日)
ファン
タグクラウド










ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

広告

posted by fanblog

2019年04月07日

バロシュ版、神の見えざる手(四月五日)



 1980年代、マラドーナといえば、サッカー界の英雄で、世界最高のサッカー選手だった。その後、サッカーでも、サッカー以外でもあれこれ問題を起こして落ちた英雄になってしまったけれども、我々の世代にとっては、かなりのノスタルジーが含まれているのは承知のうえで、いまだにマラドーナを越える選手は出現していないと断言したくなる。マラドーナの前の英雄ペレは、凄かったんだろうけど、物心つく前の選手だからなあ。
 マラドーナで一番印象に残っているのは、メキシコワールドカップで見せたヘディングのふりをして手でボールをゴールに放り込むというプレーと、それを神の手と言い切ってしまったことだ。これが後のお騒がせの発端だったのかもしれない。当時はサッカーを熱心に追いかけていたというわけではないから、それ以前からあれこれやらかしていた可能性も高いけど。

 チェコのサッカー界で、お騒がせものというと、マラドーナほど世界的な選手ではないけど、トマーシュ・ジェプカと、ミラン・バロシュの名前が思い浮かぶ。いや、単なるお騒がせものなら、シマークとかフェニンとか、いくらでもいるのだ。でも、マラドーナと並べるならある程度実績を残した選手でなければということでのこの二人である。
 ジェプカは、スパルタからイタリア、イングランドのチームで活躍してスパルタに戻ってきて引退した選手なのだけど、引退前も引退後も、あれこれ問題を起こしてゴシップ紙に話題を提供し続けている。最近も別れた奥さんだか恋人だかに対して、ネット上で中傷するコメントをしたとかで警察沙汰になったとか、現役時代に稼いだお金が一線も残っていないから養育費なんて払えないといっているとかいうニュースをちらっと読んだ記憶がある。
 バロシュは、いまだに現役を続けていてオストラバの中心選手として活躍している。バロシュを世界的に有名にしたのは、2004年のチェコが準決勝にまで進出したヨーロッパ選手権で得点王に輝いたことと、その何年かあとに当時プレーしていたフランスで、高速道路を300キロ近いスピードで走っていて警察に捕まったことである。当時は不振にあえいでいた時期で久しぶりにバロシュのニュースだと思ったら警察のお世話になったというもので、チェコサッカーのファンはがっかりしたものである。

 さて、そのバロシュがまた一歩マラドーナに近づいた。先日行なわれたMOLカップと呼ばれるチェコサッカー協会のカップ戦の準々決勝で疑惑のゴールを決めたのだ。スローで映像を見てもマラドーナの神の手ほどは、はっきりとわからないのだけど、このスポルトに載った写真をみると結構怪しい。
 このゴールに関してバロシュ本人のコメントは現時点では聞こえてきていない。対戦相手のリベレツの選手たちは、ハンドだと言って強く抗議したらしいが、審判は得点を認めた。試合後はリベレツ側はいまさらなにをっても仕方がないという態度だったし、オストラバ側は、監督が80メートル先のことで目で見てわかるかよ的なコメントを残したのを筆頭に、みんな自分は気づかなかったとか言っているようである。遠くはなれたところにいた監督はともかく、相手のハンドは確実に見るくせに、味方のハンドは見えないのがサッカー選手の目なのだろう。
 これで、バニークはMOLカップの準決勝に進出し、オロモウツに勝ったボヘミアンズと対戦することになった。もう一つの準決勝はプラハダービーのスラビアとスパルタの対戦である。

 この二チームに関しては、ちょっと面白い話があって、ヨーロッパカップの準々決勝でスラビアと対戦することになったイングランドのチェルシーが、準々決勝のチケットの販売を始めたのだが、対戦相手がスラビアではなく、スパルタになっていたらしい。
 問題はこのニュースが四月一日のものだったことで、本当にチェルシーが誤認したのか、チェルシーが仕掛けたエイプリルフールだったのか、通信社が仕掛けたエイプリルフールだったのか判然としない。続報がないところを見るとエイプリルフールのねただったんじゃないかとも思えるんだけどね。これが冗談だったとしてもスラビアとチェルシーの準々決勝は問題含みなのである。
 スラビアがホームでの試合のチケットの販売を開始すると、すぐに完売したしたのだが、その後、UEFAからチェルシーとの試合では、観客席の一部を使用禁止にするという命令が届いた。これは前の試合でスラビアファンがやらかしたことに対するペナルティとして科されたことらしいが、すでに全席売れているわけで、試用できない席の払い戻しをするにしても購入者が素直に応じてくれるかどうかわからない、スラビアはこの罰の延期を求めて提訴したが、却下されたという。チケット購入しながらスタジアムに入れなかった連中が暴動を起さなければいいのだけど。

 日本ではいまだに信奉者の多い、スポーツが人間性を涵養するなんてのはでたらめもいいところだとサッカーをめぐる人々を見ていると思わずにはいられない。
2019年4月6日23時。











タグ:サッカー
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8701126

この記事へのトラックバック
プロフィール
olomoučanさんの画像
olomoučan
プロフィール


チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。