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2023年06月14日

艦これついに艦船呼んじゃったよすげえなあ!【海上自衛隊】

『艦これの影響力はやっぱすげえなあ?!』
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2023年6月10日に、いつも見ていただいているROKETTOさまから艦これコラボの情報をいただきました。

海自にて艦船を派出する調整活動をした身としては、ホントにすごいことだと思います。

艦艇1隻を外部のイベント協力で派出することは、よほどの説得力がないとできません。

主催団体の尽力と地域の理解のすごさに、素直に脱帽です。
(前回記事):『【海上自衛隊】いなづま修理が数年がかりになる理由について!
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(1)艦これやっぱすげえなあ!

2023年6月9日と10日に実施された艦これ佐世保コラボイベントが実施されました。

図1 ミサイル艇しらたか
図1 ミサイル艇しらたか.jpg
引用URL:https://twitter.com/sasebokanko/status/1667696893739307008/photo/2

佐世保地方隊のミサイル艇「しらたか」が、イベント会場に横付けされました。

1.1 すげえなあ!ついに艦艇派出まで来たか!

艦これについては、リリース当初からいろいろ話題になりました。

海上自衛隊にも深く静かに浸透していき、ついにはイベントでコラボするほどです。

図2 コラボイベント
図2 コラボポスター.jpg
引用URL:https://twitter.com/JMSDF_mrh/status/1292596520001449990/photo/1

佐世保でのイベントは10周年ということで、音楽隊と共にミサイル艇まで登場しました。

ひとえにファンの支持と共に、地域との共存をしてきたからこそ可能になったといえます。

1.2 艦艇航空機派出は簡単にはできない!

ここで、イベントへの艦艇や航空機装備の広報派出なんて簡単にできそう?と思っている方もいるかと思います。

図3 ニコニコ超会議10式戦車
図3 10式戦車超会議.jpg
引用URL:https://twitter.com/JGSDF_pr/status/327924227304992768/photo/1

ニコニコ超会議に、陸海空自衛隊の装備品を持っていき展示するなど広報展示はよく行われます。

しかしながら、簡単に広報派遣が出来ないということを知って欲しいところです。

以前に、艦艇一般公開にこぎつけるまでの裏側を記事にしたことがあります。

(関連記事):『【海上自衛隊】大乱闘!艦艇一般公開イベント開催の裏側では・・・?

このとき、艦艇を派出しての広報には2年前から準備が必要と書きました。

今回の艦これイベントの場合は、民間団体の主催イベントに艦艇を派遣しました。

どれだけ主催者団体が苦労して、海幕を説得したのか気になります。

1.3 提出された企画書を見てみてえ!

防衛省自衛隊が自分で企画した、広報活動でさえ運用調整で一苦労するものです。

ましてや、認知度の高い艦これイベントを主催する団体が説得するのは非常に苦労したでしょう。

図4 舞鶴地方隊Twitterアイコン
図4 舞鶴地方隊.jpg
引用URL:https://twitter.com/JMSDF_mrh/status/1659121656080773121/photo/1

舞鶴地方隊のTwitterアイコンは、密かに侵食されています。

ドンだけ艦これの影響力が浸透しているのか、よくわかる構図です。

今回の佐世保コラボイベントの企画書は、ホントに説得力のある物だったのでしょう。

出来れば海幕に提出された、企画書を読んでみたいものです。
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(2)厳格なルールのなかで広報は実施される!

自衛隊の広報企画は、何でもかんでも行われるという物ではありません。

図5 亡国のイージス
図5 亡国のイージス.jpg
引用URL:https://mihocinema.com/wp-content/uploads/2015/03/boukokuno-aegis.jpg

かつて映画「亡国のイージス」も、一度は防衛省が協力拒否する寸前でした。

2.1 広報活動は関連法規で規定がある!

あまり知られていませんが、防衛省自衛隊が広報活動やTV映画などでの協力については関連法規があります。

『防衛省の広報活動に関する訓令』(防衛庁訓令第36号)
という物があります。
防衛に対する日本国民及び外国人の認識と理解を深め防衛施策に対する信頼と協力を得るため、
防衛の実態を正しく部内及び部外に伝え、防衛省設置法(昭和29年法律第164号)第4条
第1項第17号に規定する防衛に関する知識の普及及び宣伝に関する任務を遂行する活動

この目的に沿うように、防衛に対する認識と理解を深めることができるなら協力をしてきました。

さらに、海上自衛隊に関していえば自主的広報活動と協力的広報活動に分かれます。

図6 護衛艦「いずも」公開
図6 護衛艦いずも公開.jpg
引用URL:https://twitter.com/JMSDF_PAO/status/1180704721603944450/photo/1

艦艇一般公開については、自主的広報活動に分類されるものです。
(自衛艦隊から割り振りされるけど自主的とはこれ如何に?)

対してTV映画等の制作や部外イベントへの協力は、「協力的広報活動」になります。

2.2 協力的広報活動はKENZENなものだけ!

協力的広報活動の時は、4項目に照らし合わせて該当する場合のみ協力できます。
・広報上効果がある場合
内容が健全妥当である場合(ココ重要!)
・海上自衛隊の協力を得なければ製作が不可能又は困難である場合
・教育訓練をかねて実施できる場合


え〜、艦これの場合は「内容が健全妥当である場合」
について疑問符が付きますが(汗)?

特に大破のイラストが問題になります。

艦これがリリースされた時、海自があんまり協力じゃなかった理由は「内容が健全妥当」か揉めてました。

このままだったら海自はイベント協力をしなかったでしょう。
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(3)地域に受け入れられたことが大きい!

海上自衛隊が、艦これイベントに協力的になったのは地域社会と共存したイベントになったことです。

図7 地域イベント
図7 地域イベント.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FyJT-hUaYAEKLC5.jpg:medium

これだけ地域に貢献するイベントなら、広報の機会だと考えるでしょう。

3.1 36万円の係留料を払う価値はある。

佐世保のイベントには、民間岸壁にミサイル艇が係留されました。

ミサイル艇(200トン)が民間岸壁に係留すると、長崎港だと約36万円を海自から長崎市に支払うことになります。
(海自艦艇が民間港に入港すると、係留料が必要です。在日米軍艦艇は免除になってます。)

海自にとっては、約36万円の係留料を支払ってでも広報価値があると判断できるイベントになったといえます。
(関連記事):『【面白話】海上自衛隊とカレーにまつわるお話

まあいつも海自広報が乱心しており、通常営業かもしれません。

3.2 説得したイベント実行委員会すげえ!

海幕と共に佐世保地方総監部にも、イベント協力について説明と説得をしなくてはいけません。

図8 ミサイル艇
図8 ミサイル艇.jpg
引用URL:https://twitter.com/jmsdf_srh/status/1377455180883451907/photo/2

佐世保総監にしてみれば、貴重な実働兵力なのに海峡監視任務で忙しい状況です。

ミサイル艇も、普段の運用は自衛艦隊が行っており簡単に出せるものではありません。

それでも地域活性化のために必要として、佐世保音楽隊も共に派出してくれました。

ホントに説得した熱意がスゴイと思います!
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この記事へのコメント
ゆうゆうさま、コメントありがとうございます。

沈黙の艦隊は、海自内では潜水艦の聖書としてあがめられています。

「アップトリム90°!」「出来るかアフォオ!」
幹部候補生が潜水艦実習の時に叫んで、副長からドつかれるのも恒例行事になっています。

はるしお型がいた時代に〇〇度の緊急浮上を体験したのが良い思い出になっています。

おやしお型以降は自動で浮上角度調整となりドルフィン運動が出来なくなったのが部内でホントに惜しまれたくらい沈黙の艦隊の影響力は凄いものです。

ドラマで東京湾海戦までやって欲しいところですね!
Posted by 管理人 at 2024年01月10日 10:11
元海自幹部のYouTube動画でも、沈黙の艦隊の部内への影響の大きさが語られていました。映画が公開されてすぐに映画館へ観に行きました。予想以上の出来で面白かったです。沈黙の艦隊の映画化、ドラマ化に対する協力もいろいろ苦労した部分もあったのかなぁと思います。来月上旬からAmazonPrimeでドラマが配信されるので楽しみですね。
Posted by ゆうゆう at 2024年01月09日 12:34
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