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2019年02月08日

出題予測問題<臨床栄養学>肝硬変

昨日の問題の解説です。

Q1.脂質異常症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)高トリグリセリド血症は、低HDLコレステロール血症の増悪因子となる。
(2)高トリグリセリド血症では、たんぱく質の摂取エネルギー比率を15%E以下にする。
(3)高LDLコレステロール血症では、乳類の摂取を増やす。
(4)高カイロミクロン血症では、脂質の摂取エネルギー比率を20%e以下にする。
(5)低HDLコレステロール血症では、コレステロールを多く含む食品を摂取する。



【解説】正答(1)
(1)正しい。血中のトリグリセリド(TG)が増加すればするほど、
   HDL-コレステロールが低下していくことが知られており、
   高トリグリセリド血症は、低HDLコレステロール血症の増悪因子となる。
(2)誤り。高トリグリセリド血症では、炭水化物の摂取エネルギー比率をやや低めにし、
   アルコールの過剰摂取を制限する。
   たんぱく質の摂取エネルギー比率を低くする意義はない。
(3)誤り。高LDLコレステロール血症では、緑黄色野菜を含めた野菜及び大豆・大豆製品の摂取を増やす。
   一方、脂肪含有量の多い肉の脂身や動物性の脂、乳類、内臓類、卵類を制限する。
(4)誤り。高カイロミクロン血症では、より厳格に脂質制限を行う。
   脂質の摂取エネルギー比率を15%E以下にし、中鎖脂肪酸を主として用いる。
(5)誤り。低HDLコレステロール血症では、炭水化物の摂取エネルギー比率をやや低めにし、
   トランス脂肪酸を減らす。
   動脈硬化疾患予防のため、コレステロール摂取量は200r/日未満に抑える。


今日は、「肝硬変」の問題です。
肝疾患の栄養管理は他の疾患に比べて複雑です。
しっかりキーワードを抑えておくことが大切です。
閉塞性黄疸出現の時には脂質制限、腹水出現の際には塩分制限、
飢餓状態の予防のためのLES食、フィッシャー比上昇目的のBCAA投与といったところでしょうか。
しかし、肝疾患は本当に予後が悪く、食欲低下が著名となるので、
理想の栄養管理も難しいというのが現状なのですが…。


Q1.非代償期肝硬変に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)夜間から早朝期に飢餓状態に陥りやすい。
(2)症状の悪化に伴い、フィッシャー比は上昇する。
(3)良質たんぱく質の供給源として、生の魚介類摂取が推奨される。
(4)出血傾向がみられる場合には、鉄を積極的に摂取する。
(5)腹水・浮腫に関しては、ラクツロースの投与が有効である。




Q2.肝・胆道系疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)では、糖尿病を合併することは少ない。
(2)非アルコール性脂肪肝炎(NASH)では、肝細胞の風船様変性を認める。
(3)脂肪肝では、血清コリンエステラーゼ値が低下する。
(4)胆石症では、痛風発作は左季肋部に起こりやすい。
(5)急性胆嚢炎の急性期では、流動食とする。




明日解説します。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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