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2019年02月10日

出題予測問題<臨床栄養学>糖尿病腎症

昨日の問題の解説です。

Q1.高血圧症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)診断では、家庭血圧より診察室血圧が重視される。
(2)後期高齢者患者の降圧目標は、診察室血圧で130/80mmHg未満である。
(3)肥満患者の減量は、降圧効果が期待できる。
(4)栄養管理では、カリウムの摂取量を制限する。
(5)アンギオテンシンU受容体拮抗薬服用時には、グレープフルーツジュースの摂取を控える。



【解説】正答(3)
(1)誤り。家庭血圧と診察室血圧の診断が異なる場合は、家庭血圧の診断を優先する。
(2)誤り。後期高齢者患者の降圧目標は、診察室血圧で150/90mmHg未満である。
   なお、忍容性があれば140/90mmHg未満としている。
(3)正しい。
(4)誤り。カリウムは、ナトリウムの尿中排泄を促進して血圧を低下させる働きがあるので、
   カリウムを多く含む野菜・果物を積極的に摂取する。
   なお、重篤な腎障害を伴う患者では、高カリウム血症をきたすリスクがあるので、
   積極的な摂取は推奨されない。
(5)誤り。アンギオテンシンU受容体拮抗薬(ARB)服用時には、
   グレープフルーツジュースの摂取を控える必要はない。
   グレープフルーツジュースは、カルシウム拮抗薬の薬効と副作用を増強させるので、
   カルシウム拮抗薬服用時には摂取を控える。


今日は、「糖尿病腎症」の問題です。
「糖尿病腎症」は糖尿病が原因となって起こる腎機能の低下です。
透析導入が一番多いのも「糖尿病腎症」です。
慢性腎症とは異なりますので、分けて考えるようにしましょう。
腎疾患での栄養管理は疾患を治癒させるためではなく、症状進行を行うためのものとなります。
進行ステージによって制限量や制限するものが変わってくるので、数値をしっかり覚えておいてください。
下の設問のように、ステージが書いてある親切な問題もあれば、
検査値等の必要な情報だけ載せてステージの判断から自分で行わなくてはならない問題もあります。
問題の内容からステージの判断をし、そのステージの栄養管理の数値を元に栄養管理目標値を
導き出せるようにしておきましょう。


Q1.68歳、男性。身長168p、体重65s(標準体重62s)。血圧150/90mmHg。糖尿病腎症第2期(早期腎症期)と診断された。この患者の1日当たりの目標栄養量の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

    エネルギー   たんぱく質   食塩
(1) 2,100kcal     70g     7g
(2) 2,100kcal     45g     3g
(3) 1,700kcal     70g     5g
(4) 1,700kcal     45g     7g
(5) 1,300kcal     45g     5g




明日解説します。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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