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2019年02月07日

出題予測問題<臨床栄養学>脂質異常症

昨日の問題の解説です。


Q1.消化器疾患とその栄養管理の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)胃食道逆流症ー高エネルギー食
(2)たんぱく漏出性胃腸症ー高たんぱく質食
(3)弛緩性便秘ー水分制限
(4)急性肝炎ー炭水化物制限
(5)非アルコール性脂肪肝炎(NASH)−食物繊維制限



【解説】正答(2)
(1)誤り。肥満では腹圧が高くなり逆流を誘発させるので、
   胃食道逆流症では、肥満や過食を避ける必要がある。
   したがって、適正エネルギー量とし、肥満がある場合には減量する。
   また、1回の食事量が多いと逆流しやすいので、少量頻回食にする。
(2)正しい。たんぱく質漏出性胃腸症は、アルブミンをはじめとする血漿たんぱく質が、
   消化管へ過剰に漏出することにより、低たんぱく質血症をきたす症候群である。
   高たんぱく質食、高エネルギー食、低脂肪食とする。
(3)誤り。弛緩性便秘は、腸管に刺激を与える必要があり、水分を食物繊維を十分に摂取する。
   また、香辛料や酸味の強い果物、脂肪を適度に摂取する。
(4)誤り。急性肝炎では炭水化物を制限しない。
   なお、極期には食欲がないため、糖質を主体にエネルギー補給する。
   また、黄疸がみられた場合は脂質を制限し、アルコール性肝炎の場合は禁酒とする。
(5)誤り。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)では、食物繊維は制限しない。
   一般に、低エネルギー食とし、精製された糖質や果物は控えめに、穀類などから炭水化物を摂取する。


Q2.潰瘍性大腸炎と比較したクローン病の特徴に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)非連続性の病変である。
(2)好発部位は、直腸である。
(3)粘血便が高頻度にみられる。
(4)大腸がんを合併するリスクが高い。
(5)寛解期には、食事制限が不要となる。



【解説】正答(1)
(1)正しい。なお。潰瘍性大腸炎の病変は、連続性である。
(2)誤り。クローン病は、口から肛門に至る消化管すべてに炎症が発生するが、
   好発部位は回腸末端部である。
(3)誤り。持続性あるいは反復性の粘血便が高頻度にみられるのは、潰瘍性大腸炎である。
(4)誤り。全大腸炎型の潰瘍性大腸炎で罹患年数の長い(7〜10年)患者に
   大腸がんを合併するリスクが高い。
(5)誤り。クローン病の寛解期も活動期と同様、低脂肪食が望ましい。
   また、狭窄があれば食物繊維を制限する。


Q3.消化器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)胃食道逆流症では、食直後は仰臥位で安静にする。
(2)十二指腸潰瘍では、空腹時に心窩部痛を訴えることが多い。
(3)過敏性腸症候群では、粘血便がみられる。
(4)A型肝炎で黄疸がみられる場合には、炭水化物を制限する。
(5)非代償期の慢性膵炎では、エネルギー摂取量を制限する。



【解説】正答(2)
(1)誤り。胃食道逆流症では、食直後に仰臥位の姿勢になると、
   胃内容物は噴門部に流れ、食道に逆流しやすい。
   食後2〜3時間は横にならないようにし、就寝時は上体を上げたファーラー位(半坐位)にする。
(2)正しい。十二指腸潰瘍では、空腹時や夜間に心窩部痛を訴えることが多いが、
   食事摂取によって痛みが軽快する。
(3)誤り。過敏性腸症候群は、精神的・肉体的なストレスによって発症する機能性腸症候群で、
   器質的病変で小じる粘血便はみられない。
(4)誤り。A型肝炎で横断がみられる場合には、脂質の消化吸収能が低下しているため、脂質を制限する。
(5)誤り。非代償期の慢性膵炎では、消化吸収不良を補うため、
   消化酵素薬を補充して30〜35kcal/kg標準体重/日の高エネルギー食とする。


今日は、「脂質異常症」に問題です。
「脂質異常症」は動脈硬化の一番の原因となっている疾患です。
脂質異常症には、大きく分けて高中性脂肪血症、高LDL-C血症、低HDL-C血症がありますね。
それぞれで食事療法は異なりますので、分けて整理しておきましょう。


Q1.脂質異常症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)高トリグリセリド血症は、低HDLコレステロール血症の増悪因子となる。
(2)高トリグリセリド血症では、たんぱく質の摂取エネルギー比率を15%E以下にする。
(3)高LDLコレステロール血症では、乳類の摂取を増やす。
(4)高カイロミクロン血症では、脂質の摂取エネルギー比率を20%e以下にする。
(5)低HDLコレステロール血症では、コレステロールを多く含む食品を摂取する。




明日解説します。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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