2018年10月28日
国家試験解説「基礎栄養学(No.71)」
Q71.消化管ホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ガストリンの分泌は、胃に食塊が入ると抑制される。
(2)ガストリンの分泌は、セクレチンによって促進される。
(3)セクレチンの分泌は、十二指腸内H+濃度の上昇によって抑制される。
(4)コレシストキニンの分泌は、消化物中のペプチドによって促進される。
(5)膵臓からのHCO3-の分泌は、コレシストキニンによって促進される。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。ガストリンは、胃に食塊が入ると分泌が促進される。
(2)誤り。ガストリンの分泌は、セレクチンによって抑制される。
(3)誤り。セレクチンは、十二指腸内のH⁺濃度が上昇すると分泌が促進される。
セレクチンは膵液中へのHCO3⁻の分泌を促進して、十二指腸内のpHを上昇させる。
(4)正しい。食塊が胃から十二指腸に送られると、コレシストキニンとセレクチンが分泌される。
コレシストキニンは、十二指腸内のペプチド、アミノ酸、脂肪酸によって分泌が促進され、
消化酵素を多く含む膵液の分泌と胆嚢収縮を促進する。
(5)誤り。膵臓からのHCO3⁻の分泌は、セレクチンによって促進される。
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