2018年10月15日
国家試験解説「食べ物と健康(No.58)」
Q58.寄生虫に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)さば中のアニサキスは、食酢の作用で死滅する。
(2)回虫による寄生虫症は、化学肥料の普及で増加した。
(3)日本海裂頭条虫は、ますの生食によって感染する。
(4)サルコシスティスは、ほたるいかの生食によって感染する。
(5)横川吸虫は、さわがにの生食によって感染する。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。食酢の作用では死滅しない。
感染症の原因となるアニサキスの幼虫は、加熱(60℃では1分、70℃以上)により死滅する。
また、超低温で冷凍(‐20℃で24時間以上)することも食中毒予防に効果がある。
(2)誤り。回虫の感染症は、糞便を肥料とした土壌で栽培された野菜を生食することで多く発生したので、
化学肥料が普及するにつれて減少した。
(3)正しい。
(4)誤り。サルコシスティス感染症は、馬肉の生食によって起こる。
(5)誤り。横川吸虫感染症の原因食品は、あゆやしらうおである。
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