2018年10月14日
国家試験解説「食べ物と健康(No.57)」
Q57.カンピロバクターとそれによる食中毒に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)潜伏期間は、サルモネラ菌よりも短い。
(2)大気中で増殖する。
(3)耐熱性エンテロトキシンを産生する。
(4)芽胞を形成する。
(5)人畜共通感染症の原因菌である。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。潜伏期は、カンピロバクター感染症が1〜7日、
サルモネラ菌感染症が6〜48時間(平均15時間)で、カンピロバクターの方が長い。
(2)誤り。微好気性の細菌で、大気中では増殖しない。
(3)誤り。毒素を産生せず、摂取した生菌が腸管内で増殖することで食中毒を発症する。
(4)誤り。芽胞形成菌ではない。
(5)正しい。ペットからの感染、ヒトからヒトへの感染も起こる。
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