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2018年10月16日

国家試験解説「食べ物と健康(No.59)」

Q59.食品中の有害物質に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)アクリルアミドは、畜肉や魚肉を高温で調理した際に生成する。
(2)Trp-P-1は、チロシン由来のヘテロサイクリックアミンである。
(3)畜牛の舌は、異常プリオンの特定危険部位である。
(4)アフラトキシンは、煮沸すると容易に分解する。
(5)米には、カドミウムの基準値が設定されている。

【解説】…正答(5)
(1)誤り。アクリルアミドは、炭水化物を多く含む野菜や穀類を120℃以上の高温で加熱調理した際に
   生成する。
(2)誤り。Trp‐P‐1は、トリプトファン由来のヘテロサイクリックアミンである。
(3)誤り。舌は特定危険部位には指定されていない。
   特定危険部位とは、生後30か月齢超の牛の「頭部、脊髄、脊柱、回腸遠位部」、
   30か月齢以下の牛の「回腸遠位部、扁桃」である。
(4)誤り。アフラトキシンは熱に対して安定で、通常の加熱調理・加工の過程では分解されない。
(5)正しい。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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