2018年10月06日
国家試験解説「食べ物と健康(No.49)」
Q49.微生物利用食品に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ビールは、単発酵酒である。
(2)焼酎乙類(本格焼酎)は、単式蒸留機を用いて蒸留する。
(3)純米吟醸酒は、精米歩合が70%以上である。
(4)ワインビネガーは、ワインを乳酸菌で発酵させる。
(5)本みりんのアルコール度数は、本直しより高い。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。ビールは、大麦麦芽を糖化させた後アルコール発酵させる単行複発酵酒である。
原料を直接酵母で発行させる単発酵酒には、ワインやりんご酒などがある。
(2)正しい。焼酎は、蒸留法により、焼酎乙類(本格焼酎)と焼酎甲類(ホワイトリカー)に分類される。
前者は単式蒸留機を用いて蒸留され、アルコール度数20〜45%である。
一方、後者は連続式蒸留機を用いて蒸留され、アルコール度数約95%である。
(3)誤り。純米吟醸酒は、精米歩合が60%以下である。
(4)誤り。ワインビネガーは、酵母によるアルコール発酵と酢酸発酵を経て作られる醸造酢である。
(5)誤り。アルコール度数は、本みりんが約14%、本直しが22%以上であり、本直しの方が高い。
本直しはみりんに焼酎などを加えたものである。
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