2018年10月07日
国家試験解説「食べ物と健康(No.50)」
Q50.日本食品標準成分表2015年版(七訂)に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)食品群別の収載食品数は、野菜類が最も多い。
(2)食品の検索を容易にするため、新たに索引番号が設けられた。
(3)炭水化物の成分値には、食物繊維が含まれない。
(4)食塩相当量には、グルタミン酸ナトリウムに由来するナトリウムは 含まれない。
(5)ビタミンCは、還元型のみの値を収載している。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。魚介類の食品数が419で最も多い。
次いで多いのが野菜類の362食品、肉類の291食品である。
(2)正しい。新規に食品が追加されるとともに、一部の食品について名称、分類を変更したことで
収載順と食品番号とが一致しなくなったことにより、
食品の検索を容易にするために通し番号を加えた。
(3)誤り。炭水化物の成分値には食物繊維。酢酸を除く有機酸も含まれている。
(4)誤り。食塩相当量の算出のもとになるナトリウム量には、食塩に由来するもののほか、
グルタミン酸ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、
炭酸水素ナトリウム等に由来するナトリウムも含まれる。
(5)誤り。ビタミンCの成分値は、L-アスコルビン酸とL‐デヒドロアスコルビン酸の合計で示される。
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