2018年09月08日
国家試験解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(No.22)」
Q22.個体の恒常性に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)細胞外液のpHは、7.0に維持されている。
(2)体液の浸透圧は、9%の食塩水の浸透圧に等しい。
(3)体温は、1日のうちで早期に最も高い。
(4)メラトニンは、概日リズム(サーカディアンリズム)に関係する。
(5)消化管の運動は、交感神経の興奮で亢進する。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。細胞外液のpHは7.35〜7.45に維持されている。
pH7.0はアシドーシス状態である。
(2)誤り。体液の浸透圧は、0.9%の食塩水(生理食塩水)の浸透圧に等しい。
(3)誤り。体温は、約24時間の概日リズム(サーカディアンリズム)を示し、
午後〜夕方が最も高く、早朝に最も低い。
(4)正しい。メラトニンは、明暗の終期に依存して松果体から分泌され、
昼間に低下し夜間に上昇する概日リズム(サーカディアンリズム)を示す。
メラトニンは、睡眠導入や概日リズムの同調を促進する。
(5)誤り。消化管の運動は、交感神経の興奮で抑制され、副交感神経の興奮で亢進する。
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