2018年07月29日
国家試験解説「社会・環境と健康(No.13)」
Q13.最近の国民医療費に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)1人当たりの国民医療費は、30万円を超えている。
(2)65歳以上の1人当たりの国民医療費は、65歳未満の約2倍である。
(3)国民医療費は、公費負担分を含まない。
(4)国民医療費は、正常な妊娠や分娩に要する費用を含む。
(5)傷病分類別医科診療医療費では、「悪性新生物」の割合が最も多い。
【解説】…正答(1)
(1)正しい。平成27年度における1人当たりの国民医療費は33万3,300円となっており、年々増加している。
(2)誤り。平成27年度における65歳以上の1人当たりの国民医療費(74万1,900円)は、
65歳未満の1人当たりの国民医療費(18万4,900円)の約4倍である。
(3)誤り。公費負担分は、国民医療費に含まれる。
国民医療費は、制度区分別にみると公費負担医療給付分、医療保険等給付分、後期高齢者医療給付分、
患者等負担分、軽減特殊措置(70〜74歳の患者の窓口負担の軽減措置に関する国庫負担分)
に大別される。
(4)誤り。国民医療費の範囲は傷病は傷病の治療費に限定されており、
正常な妊娠や分娩に要する費用は含まない。
(5)誤り。平成27年度における傷病分類別医科診療医療費では、
「循環器系の疾患」5兆9818億円(19.9%)が最も多く、
次いで「新生物」4兆1257億円(13.7%)となっている。
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