2018年07月30日
国家試験解説「社会・環境と健康(No.14)」
Q14 .社会福祉に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)障害者支援施設は、社会福祉施設である。
(2)居宅介護は、障害者総合支援法によるサービスに含まれる。
(3)自立支援サービスの申請は、国に対して行う。
(4)難病患者は、障害者総合支援法の対象に含まれる。
(5)自立支援医療は、障害者総合支援法に含まれる。
【解説】…正答(3)
(1)正しい。障害者総合支援法第5条の11において、障害者支援施設は、
「障害者につき、施設入所支援を行うとともに、
施設入所支援以外の施設障害福祉サービスを行う施設」と規定されている。
障害者に対し、夜間から早朝にかけては施設入所支援を提供するとともに、
昼間は生活介護などの日中活動事業を行う。
(2)正しい。居宅介護は、障害者総合支援法に基づく自立支援給付の一つである。
自宅で入浴、排泄、食事の介護等を行う訪問系サービスである。
(3)誤り。自立支援サービスの申請は、市町村に対して行う。
障害者総合支援法第20条において「支給決定を受けようとする障害者又は障害児の保護者は、
市町村に申請をしなければならない」と規定されている。
(4)正しい。平成24年の法改正により。「制度の谷間」を埋めるべく、
難病患者が障害者に含まれることとなった。
なお、平成22年の法改正では、発達障害者が障害者に含まれることとなった。
(5)正しい。自立支援医療は、障害者総合支援法第6条において自立支援給付の一つとして
規定されている。
従来の育成医療、更生医療、精神通院医療が統合された公費負担医療制度で、
支援認定を受けた障害者は指定自立支援医療機関において医療を受け、
市町村より自立支援医療費の支給を受けることができる。
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