2018年07月28日
国家試験解説「社会・環境と健康(No.12)」
Q12.予防接種法による定期予防接種に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)都道府県が実施主体として行う。
(2)65歳以上の者のインフルエンザ予防接種は、努力義務である。
(3)小児の肺炎球菌予防接種は、努力義務である。
(4)風しんの初回接種は、中学校1年生に相当する年齢時に行う。
(5)結核のワクチン(BCG)は、不活化ワクチンである。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。予防接種法による定期予防接種の実施主体は、市町村である。
(2)誤り。65歳以上の者のインフルエンザ予防接種は主に個人の予防を目的としたB類疾病に該当し、
努力義務は課せられておらず、各自の判断に基づき接種を受ける。
(3)正しい。小児の肺炎球菌予防接種は、主に集団の予防を目的としたA類疾病に該当し、
努力義務が課せられている。
(4)誤り。現在は、1歳児(第1期)と小学校入学前1年間の幼児(第2期)に、
原則として麻疹・風疹混合ワクチン(MR)を接種することとなっている。
(5)誤り。結核のワクチン(BCG)は、生ワクチンである。
このほか定期接種の対象となっている生ワクチンとして、麻疹・風疹・水痘ワクチン、MRがある。
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