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2018年05月24日

国家試験解説「給食経営管理論(No.171)」

「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。

171.給食で提供する米飯の品質管理について、生産・提供時の標準化に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)米飯の品質基準は、炊き上がりの重量の倍率を用いる。
(2)作業指示書に、米の単価を記載する。
(3)炊飯調理の担当者は、特定の作業従事者とする。
(4)米の浸漬時間は、米の重量により決定する。
(5)1人当たり提供量は、盛り付け作業による損失率を考慮する。


【解説】…回答(1)、(5)
(1)正しい。炊飯調理工程の標準化のために、数量化する項目として炊き上がり倍率がある。
(2)誤り。生産・提供時の標準化では、調理工程と作業工程について標準化する。
   コネの単価は、調理工程、作業工程の標準化には関係しない。
(3)誤り。誰が作業しても米飯の品質を一定に保たなければならないので、
   特定の作業従事者を炊飯担当にすることは、生産・提供時の標準化にはならない。
(4)誤り。米の浸漬時間は、水温により決定する。
   水温が高い場合には短く、低い場合には長くする。
(5)正しい。1人分の提供量を決定する際には、盛り付け作業による炊飯釜から食器に盛り付けるまでの
   水分蒸発量、炊飯釜や器に張り付いた米飯の重量など損失率を考慮する。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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