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2018年05月20日

国家試験解説「給食経営管理論(No.167)」

「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。

167.会社の社員食堂におけるマーケティング戦略と、その具体的な活動の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)マーケティングリサーチー期間限定メニューの商品化計画
(2)セグメンテーションー購入経口分析による利用者集団の細分化
(3)ポジショニングー社内メールによる減塩フェア開催の告知
(4)マーチャンダイジングー社員の来店頻度調査
(5)プロモーションー近隣飲食店とのサービスの差別化


【解説】…回答(2)
(1)誤り。マーケティングリサーチとは、顧客、市場、競争相手を知るための調査のことである。
   期間限定のメニューの商品化計画は、マーチャンダイジングに該当する。
(2)正しい。セグメンテーションとは、市場と細分化(セグメント)することである。
(3)誤り。ポジショニングとは、標的市場(ターゲット)に対し、
   会社や自社製品が優位になるように位置(印象)づけることである。
   社内メールによる減塩フェア開催の告知は、4Pのプロモーションに該当する。
(4)誤り。マーチャンダイジングは「商品政策」、「商品化計画」などと訳される。
   商品の品揃えに関する計画と管理のことで、
   適正な商品を適正な場所、時期、量、価格で流通させることを考慮し計画を立てる。
   社員の来店頻度調査は、マーケティングリサーチに該当する。
(5)誤り。プロモーションは、顧客に商品を購入させる気を起こさせ購入に繋げるための活動で、
   広告・宣伝、販売促進、パブリシティ(PR活動)などをいう。
   近隣飲食店とのサービスの差別化は、ポジショニングに該当する。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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