2018年05月07日
国家試験解説「臨床栄養学(No.136)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(3)
(1)誤り。クッシング症候群では、インスリン抵抗性が亢進する。
グルココルチコイドのインスリン拮抗作用による耐糖能障害が高頻度にみられる。
(2)誤り。クッシング症候群では、カリウムを十分に摂取する。
副腎皮質ホルモンであるミネラルコルチコイドの作用により
高血圧や低カリウム血症をきたすことがある。
(3)正しい。バセドウ病は甲状腺の自己免疫疾患で、甲状腺モルモン(T₃、T₄)の分泌過剰により起こる、
甲状腺機能亢進症の一つである。
(4)誤り。バセドウ病では代謝機能が亢進することにより体重減少を起こしやすいため、
高エネルギー食(35〜40kcal/kg標準体重/日)及びたんぱく質1.2〜1.5g/s標準体重/日とし、
消化のよいバランスのとれたものを摂取する。
(5)誤り。橋本病(慢性甲状腺炎)は、甲状腺の自己免疫疾患で、びまん性の甲状腺腫大がみられる。
甲状腺機能は、70〜80%の症例で正常であるが、加齢とともに機能低下症の症状が出現する。
その場合、血清総コレステロール値の上昇がみられる。
なお、バセドウ病では、血清コレステロール値が低下する。
136.内分泌疾患の病態と栄養管理に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)クッシング症候群では、インスリン感受性が亢進する。
(2)クッシング症候群では、カリウム制限食とする。
(3)バセドウ病では、基礎代謝が亢進する。
(4)バセドウ病では、たんぱく質制限食とする。
(5)橋本病では、血清コレステロール値が低下する。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)クッシング症候群では、インスリン感受性が亢進する。
(2)クッシング症候群では、カリウム制限食とする。
(3)バセドウ病では、基礎代謝が亢進する。
(4)バセドウ病では、たんぱく質制限食とする。
(5)橋本病では、血清コレステロール値が低下する。
【解説】…回答(3)
(1)誤り。クッシング症候群では、インスリン抵抗性が亢進する。
グルココルチコイドのインスリン拮抗作用による耐糖能障害が高頻度にみられる。
(2)誤り。クッシング症候群では、カリウムを十分に摂取する。
副腎皮質ホルモンであるミネラルコルチコイドの作用により
高血圧や低カリウム血症をきたすことがある。
(3)正しい。バセドウ病は甲状腺の自己免疫疾患で、甲状腺モルモン(T₃、T₄)の分泌過剰により起こる、
甲状腺機能亢進症の一つである。
(4)誤り。バセドウ病では代謝機能が亢進することにより体重減少を起こしやすいため、
高エネルギー食(35〜40kcal/kg標準体重/日)及びたんぱく質1.2〜1.5g/s標準体重/日とし、
消化のよいバランスのとれたものを摂取する。
(5)誤り。橋本病(慢性甲状腺炎)は、甲状腺の自己免疫疾患で、びまん性の甲状腺腫大がみられる。
甲状腺機能は、70〜80%の症例で正常であるが、加齢とともに機能低下症の症状が出現する。
その場合、血清総コレステロール値の上昇がみられる。
なお、バセドウ病では、血清コレステロール値が低下する。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7478145
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック