2018年04月25日
国家試験解説「臨床栄養学(No.124)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(1)
以下、「糖尿病治療ガイド2016-2017(日本糖尿病学会編)」の食事療法に基づく。
〇エネルギー摂取量(軽労作):25〜30kcal/kg標準体重/日
標準体重50sを代入すると、1,250〜1,500kcal/日となる。
〇炭水化物:指示エネルギー量の50〜60%
選択肢のエネルギー量より、指示エネルギー量を1,500kcal/日とすると、750〜900kcal/日となる。
炭水化物は1g=4kcalなので、炭水化物量は188〜225g/日となる。
〇たんぱく質:指示エネルギー量の20%まで
指示エネルギー量を1,500kca/日とすると、300kcal/日となる。
たんぱく質は1g=4kcalなので、たんぱく質量は75g/日以下となる。
〇脂質:指示エネルギーから炭水化物とたんぱく質をひいた残りのエネルギー量
25%を超える場合は、飽和脂肪酸を減じるなど脂肪酸組成に配慮する。
選択肢のたんぱく質量より目標摂取量を60g/日とすると、たんぱく質のエネルギー量は240kcal/日となる。
炭水化物とたんぱく質のエネルギー量は990〜1,140kcal/日となる。
指示エネルギー量を1,500kcal/日とすると、脂質からのエネルギー量は360〜510kcal/日となる。
脂質は1g=9kcalなので、脂質量は40〜56.7gとなる。
124.54歳、女性。現体重52s、標準体重50s、事務員(軽労作)。合併症のない2型糖尿病と診断された。この患者の1日当たりの目標栄養量の組合せである。
最も適切なのはどれか。1つ選べ。
エネルギー たんぱく質 脂質
(1) 1,500kcal ー 60g − 40g
(2) 1,500kcal − 80g − 60g
(3) 1,750kcal − 60g − 40g
(4) 1,750kcal − 80g − 60g
最も適切なのはどれか。1つ選べ。
エネルギー たんぱく質 脂質
(1) 1,500kcal ー 60g − 40g
(2) 1,500kcal − 80g − 60g
(3) 1,750kcal − 60g − 40g
(4) 1,750kcal − 80g − 60g
【解説】…回答(1)
以下、「糖尿病治療ガイド2016-2017(日本糖尿病学会編)」の食事療法に基づく。
〇エネルギー摂取量(軽労作):25〜30kcal/kg標準体重/日
標準体重50sを代入すると、1,250〜1,500kcal/日となる。
〇炭水化物:指示エネルギー量の50〜60%
選択肢のエネルギー量より、指示エネルギー量を1,500kcal/日とすると、750〜900kcal/日となる。
炭水化物は1g=4kcalなので、炭水化物量は188〜225g/日となる。
〇たんぱく質:指示エネルギー量の20%まで
指示エネルギー量を1,500kca/日とすると、300kcal/日となる。
たんぱく質は1g=4kcalなので、たんぱく質量は75g/日以下となる。
〇脂質:指示エネルギーから炭水化物とたんぱく質をひいた残りのエネルギー量
25%を超える場合は、飽和脂肪酸を減じるなど脂肪酸組成に配慮する。
選択肢のたんぱく質量より目標摂取量を60g/日とすると、たんぱく質のエネルギー量は240kcal/日となる。
炭水化物とたんぱく質のエネルギー量は990〜1,140kcal/日となる。
指示エネルギー量を1,500kcal/日とすると、脂質からのエネルギー量は360〜510kcal/日となる。
脂質は1g=9kcalなので、脂質量は40〜56.7gとなる。
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