「ママー、コーンが来るよ!」
と庭から叫びました。
庭にはコーンが植えられています。
穀倉地帯であったマニトバ州と違い、
ブリティッシュコロンビア州に引っ越して直ぐに分かったのは、
土が痩せていること。
灌水無しで、植物は育ちません。
畑の無い庭でしたので、畑を作り、購入した土を入れたのですが、
購入した土もまた、肥沃では無い。
1年間作り続けたコンポストを畑へ埋め込み2年目の今年。
マニトバ州で使用していたスーパースイートコーンの種を播種。
発芽率は良好。
けれども、マニトバ州で栽培していた時と比べ、生育状態から違います。
で、息子が皿に乗せて収穫してきたコーン。
えー、不細工!
けれどもコロコロして、かわいい!
かつて見てきたコーンは、見事なできでしたけれど、
同じ種子でも、ところ変わればこの違い。
ところで、北米の穀物は収量が命。
コーンの場合、1億円の研究費で、1%の収量が上がると言われています。
良い品種と栽培環境が高収量には重要な要因になります。
今回は良い品種ですが、栽培環境が悪過ぎました。
同じ種でも、環境が違えば収量も変わります。
今回は、1/4-1/5ほど減ったわけで。
栽培者が育てる技術も日進月歩。
土づくりと日照環境などを限られた庭で整えるのはなかなか難しい。
難しいからこそ、痩せ地でもここまで育てた凄さも分かります。
そう考えると、小さなコロコロコーンでも愛おしい。
大事にいただきます。
ビタミンの半自給自足やってます。
タグ:コーン