蓮如上人の白骨の章という有名なお言葉に
「されば、いまだ萬歳の人身を受けたりということを聞かず」
とあります。
これは、今まで、一万才生きたという人を聞いたことがない、
ということです。
光陰矢の如しといわれるように人生はあっという間です。
子供が生まれたと思ったら、子供が巣立って空の巣症候群になります。
以前は駅まで10分で行けたのが、今は30分かかります。
とても歩いて行く気になれません。
水たまりに落ちる可能性もあります。
階段も手すりをつかわないと登れなくなって、エレベーターを使うようになります。
あっという間にそうなります。
そして臨終にはすべて夢のまた夢と消えて行きます。
一万年どころか、どこに100年生きている人がいるでしょうか。
皆さんの中で知り合いにいますか。
ほとんどいません。
人生というのは、そういう一時的な、儚いものだということを
蓮如上人は
「されば、いまだ萬歳の人身を受けたりということを聞かず」
と言われているのです。
では、そんな一瞬の儚い人生、何のために生きるのでしょうか?
本当の生きる意味を教えられたのが仏教です。
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