今は料理研究家もやっています。
その娘が俳優の桐島かれんです。
息子さんも有名な人です。
今はカナダだったか、外国におられるそうです。
若いときからいい文章を書くことで有名です。
そして、死を見つめている人はやっぱりこういうことを考えてるんだなという文章があります。
例えば「死、この恐怖」には、
「私は恐ろしさと寂しさに胸を衝かれる。
これは悪夢ではない。あらゆる場所で着々と信仰し、百年以内に必ず100パーセント現実になる冷厳なスケジュールなのだ。
百人百様の人生のそれぞれに、確実に保証される唯一のものが死の訪れである。生きるということは死をゴールにしたマラソンにほかならないのだ。しかしこの最も確実なものが、また最も確かめ難い謎にとざされた不気味な暗闇であるということは、なんという皮肉だろうか。多くの人はゴールの向こうになにがあるのかわからぬままに、ともかくひたすらに走り続けなければならない」
とあります。
この中に
「最も確実なものが、また最も確かめがたい謎にとざされた」
と言っています。
これはおっしゃる通りで、
たとえば壁、見えるから頭から突っ込んでいく人はいません。
カーテンになっていて向こうが見えません。
なのに突っ込んでいけるかというとできません。
何もないかもしれません。
そこに向かっては不安で走れないのです。
ディズニーランドのアトラクション(ジェットコースター)で、
明るい外から建物の中に入るとなると怖くなります。
暗くて何も見えません。
思わず頭を引っ込めてしまいます。
暗いということは不安です。
先が見えないというのは不安なことです。
それが苦しみの根本原因なんだ、と仏教で教えられています。
人生というゴールという最後が〜不気味な暗闇である。
真っ暗闇の中に頭から突っ込んでいかないといけない、それは悲劇です。
短いけど深い文章。
「この人ここまで悩んでいてよく生きていけるな」と思います。
調べてみると、案の定、世界中のいろんなものを調べています。
オウムの話も聞きに行っています。
いろんな宗教に迷ってきた感じがあります。
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