それを大体5つに分類すると、こうなります。
阿含経……幼稚園
方等経……小学校
般若経……中学校
法華経……高等学校
大無量寿経……大学
ブッダは、だんだん程度を上げて導いてゆかれたのです。
阿含経というのは、テーラワーダ仏教のような小乗仏教の経典です。
自業自得の因果の道理が分かり易く説かれています。
方等経というのは、大乗仏教のことです。
般若経は、大乗仏教の中でも、少し高度になります。
写経で有名な般若心経も般若経の一つです。
法華経は、天台宗で重視しています。
世の中には、法華経が一番のお経だと思っている人が多くあります。
しかし、まだ高校程度なのです。
釈尊の目的は、本当の幸せを明らかにすることです。
お釈迦様は西洋哲学では分からない
本当の生きる意味を発見されました。
お釈迦様は見つけられましたが、あまりに深い生きる意味だったので、
どうしたらつたえられるかと苦心されて、七千余巻の一切経となったのです。
まずは、華厳経で心構えを作られてからです。
次に、ぐっと程度を下げて阿含経で因果の道理を教えられます。
善いたねまけば善い結果
悪いたねまけば悪い結果
これなら誰でもわかります。
因果応報です。
そして、善悪を教えられています。
よく、正直者がバカを見ることがあるのではと思う人があります。
それは自分が蒔いた種忘れているのです。
私たちは、昨日食べた食事忘れています。
卒業文集に書いたことも忘れます。
しかしお金を貸したのは忘れません。
いいことしたときだけ忘れないので、
正直者が馬鹿を見ると思うのです。
しかし、因果の道理に寸分の狂いもありません。
この因果応報が知らされると、廃悪修善の心が強く起きてきます。
本当の生きる意味達成に導く方便です。
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