以前、生誕100年でにぎわった、サンテグジュペリの作った物語に、
星の王子様があります。
本屋さんにいくと店頭に並んでいて、目にした人も多いと思います。
その星の王子様の話の中に、王子様が星を旅していくのですが、
6つの星を旅した後に、7番目の星、地球にやってくるわけです。
そこは砂漠でした。
ひとっこ一人いない砂漠に、孤独を感じて、砂漠に咲いていた花に、
人間はどこにいるんですか
と、星の王子様がたずねました。
すると、砂漠の花は、
「さあ、どこで会えるかわかりませんね。風に吹かれて歩き回るのです。
根がないんだから、大変不自由しています」
私がここをよんだときにあれ、どういう意味なんだろうと思ったんだけど、
ねっこがあって動けなくて不自由ならなるほど、とわかる。
だけど、ねっこがなくて不自由ってどういうことだろう。
根っこというのは、よりどころっていうことなんだけども、
心のよりどころのことをいっているそうなんだって。
心の居場所がなくって不自由しているっていうわけなんだって。
では本当の心の拠り所はどこにあるのかというと、
それは仏教に教えられています。
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