政治家が日本の未来を語っても、なんだかうそっぽくかんじるし、
警察が、人道主義をといたって、
最近じゃあ信用する人も少ないんじゃないかな。
学校の先生が、まじめな人間になりなさい、
しっかり、勉強しなさいっていっても、
じゃああんたはどうなんだい、って、突っ込む学生もいるみたいだね。
そこへいくと、この井上陽水の『かさがない』という歌の歌詞はなんて正直なんだろう。
「都会では自殺する若者が増えている。
今朝きた新聞の片隅にかいてあった。
だけども、問題は今日の雨、かさが無い。
いかなくちゃ、あなたに会いに行かなくちゃ。
雨の中を。
冷たい雨が、今日は心にしみる。
あなたの事以外はかんがえれなくなる。
それはいい事だろ?」
周りでは深刻な問題が次から次へとおこっているのが現実なんだよね。
原子力潜水艦が漁船にぶつかって、9人の死体が海に沈んでる。
ルーシーさんの死体も見つかって、その家族からみれば本当にやりきれない限りだよね。
世界のどこかでは、戦争が行われ、泣いている人や、
地震にあって家族を失って、苦しい運命にあっている人が、沢山いるわけじゃない。
だけども、問題は今日の雨。
私たちだって、だけども、問題は今日の仕事っていうことがあるんじゃないのかな。
問題は、今日の食費どうしよう、問題は今のトイレどこにあるの、
そんな本音を、見事にうたってくれた歌って言う感じがするんだよね。
だけど、その一方で、それはいいことだろっていわれれると、
本当にいいのかなってなんだか悲しくなってしまう。
芥川龍之介の羅生門だって、生きる為には仕方ない、確かにそうなんだけど、
じゃあ人のものをとっていいのかっていうと、いいって言う感じもしないよね。
だけど、じゃあどうすればいいのかっていわれても困ってしまう。
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