先日17歳の少年が爆弾を造って新宿・歌舞伎町で爆破させた。
これまた酷い話だね。
その動機が、『人を壊してみたかった』という。
全く世の中安心して歩いておられる場所がない。
ちっちゃな少年と思っているとナイフを出したり爆弾を造ったり。
インターネットで爆弾の作り方を知って、爆弾を造って、爆弾を持てば爆破したくなる。
ナイフ持てば刺したくなる。
人間はちょっとしたことで人を殺したり殺されたりしてしまいます。
自分は間違いない安心だというとこなんてどこにもない。
だから仏教では、この世を
火宅無常の世界
という。
火宅というのは火のついた家。
私たちの住んでいる家は、ひさしにもう火がついている。
もう既に火がついている。
やがて燃え広がって屋根が崩れ落ちる。
そんな家の中で御飯を食べテレビを見ている。
一刻も早くこの火を消さなくてはいけないのではないですか。
屋根が崩れ落ちたときが死ぬときです。
その火はもうついている。
やがて必ず死んでいかねばならない。
そんなとき
「まだ火が小さいから、このドラマが良いところだから終わってから消そうか」
「いやお茶漬け今から食べようとしているときなので、食べてからにしようか」
そんな人があるか?
いません。
ところがそんな人がある。
今は思いっきり仕事して働けなくなって
よぼよぼになったら死ぬことも考えましょうか、
仏教を聞きましょうか、
という人。
あなたはどうですか?
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