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2018年09月04日

絶対の幸福になると何が明るくなるのか

絶対の幸福になったらどうなるか、

浄土真宗親鸞聖人の書かれた

この正信偈の二行に教えられています。

 

凡聖逆謗斉廻入
如衆水入海一味

 

この二行と同じ意味の親鸞聖人の和讃があります。

 

名号不思議の海水は
逆謗の屍骸もとどまらず
衆悪の万川帰しぬれば
功徳のうしおに一味なり

(高僧和讃)

 

あなたが名号不思議の海水に入ったら、
逆謗の屍骸ががらっと大変わりして、
大安心大満足の信楽の心になって、
功徳のうしおに一味なりとなる。
しびれるようなお言葉です。

次の和讃には「智慧のうしおに一味」になる。
いいねぇ。
素晴らしいお歌です。

助かる縁手掛かりのないそういう姿が、聞即信の一念で照らし出されて、
それが本願にすくいとられて、心ががらっと大変わりします。
これが生きる目的です。
三重廃立して、一念で救い取られた体験。
これが生きる意味です。

 

そもそもそういう自分の姿に、私たちは暗いのです。
機に暗いといいます。

それが本願に救い取られるとどんな心になるのかということも、

当然わかりません。

機にも暗い、法にも暗い。

 

これが心の闇に覆われているということです。
まったくわかりません。
それが本願に救い取られると、功徳のうしおに一味になります。
がらっと変わります。
こういう本当の生きる意味を、親鸞聖人は教えられているのです。

posted by 陽葵 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教
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