顛倒の妄念はつねに絶えざれども更に未来の悪報をばまねかず。
(浄土真要鈔)
三毒の煩悩によって、
よろこびがよろこびでなくなってしまうんですね。
どんな幸せなことも喜べなくなってしまう。
煩悩があるからなんです。
大学に受かった喜びも、結婚の喜びも、続きません。
だんだん欲が出てくるので、感謝の心も続かなくなってしまう。
御恩を流してはいけません。
報恩は直ちにするというのがいいです。
恩返しは早い方がいいです。
なぜそうかと言ったら、煩悩があるからです。
煩悩によって喜べなくなってしまう。欲深いんですね。
そういう煩悩に遮られないまことの信心を頂けるんですね。
顛倒の妄念も無くなりませんが、後生の一大事はありません。
だから後生明るいんです。
どれだけ煩悩に覆われていても明るいですから。
煩悩は喜びのたねになります。
こういう言葉もあります。
「生け花の、浮き世の水に、だまされて、花は咲けども、実らざりけり」
生きている間は煩悩でどんな悪を造るか分かりません。
生きている間にどんな花が咲いて、
悪果を受けるか分かりませんが、後生は明るい。
実らないんですね。根っこがないから。
信心決定したら悪果がこなくなるわけではありません。
煩悩具足ですから、どんなことをしでかすか分かりませんが、
後生の一大事は解決している。
いつ死んでも極楽参り間違いなしは変わりません。
だから、生活苦、苦しみが苦しみとならない。
煩悩即菩提となる。
ここでいう花は生活苦
実るというのは後生の一大事
信心決定したら悪果がこなくなるわけではありません。
煩悩具足ですから、どんなことをしでかすか分かりませんが、
後生の一大事は解決している。
いつ死んでも極楽参り間違いなしは変わりません。
だから、生活苦、苦しみが苦しみとならない。
煩悩即菩提となる。
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