蓮如上人は仏法を聞くのは心がけ一つと教えられています。
遠きは近き道理、近きは遠き道理なり。
灯台もと暗しとて仏法を不断聴聞申す身は、御用を厚く蒙りて、
「いつものこと」と思い、法義におろそかなり。
遠く候人は、仏法を聞きたく、大切に求むる心あるなり。
仏法は大切に求むるより聞くものなり。(御一代記聞書129)
遠いとは、仏法のために苦労している人のこと。
お金、時間、体力、神経を使います。
とかく、多くの人は、いかにして楽して単位を取るか、
楽して金をもうけるか。
楽して金が儲かる方法はないものかと考えています。
パチンコ屋に朝から行列。
宝くじを買う。
現代の合理主義は、仏法とは無縁です。
仏法の為に苦労をするままが、光に向かう道です。
教えの通り実行していく道です。
心がけ一つで24時間光に向かって進めます。
夜休んでいるときも、休むことで
より光に向かって進めるのなら、善いことです。
夜中遅くまで起きていることが光に向かうことではありません。
限られた時間をいかに工夫して、善い種をまくか。
心がけ一つです。
本当の生きる目的に向かうなら
『君たちはどう生きるか』も有益です。
逆にくだらない欲望や怒りのために、
貴重な時間を使ってはいないでしょうか。
遇い難い仏法にあわせていただき、
善知識との御縁がある今こそ、
雑念をはらって、光に向かって進む絶好のチャンスです。
どんなに頑張っても、しばらくしか生きておれません。
あの時もっとやっておけばと後悔する前に、
一日一日の種まきを大切にしましょう。
「恐ろしやたゆまぬ歩みかたつむり」
信一念で、罪悪の固まりが私と知らされるところまで、
徹底して浄土真宗の法話を聴聞し、
光に向かって進ませていただきましょう。
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