蓮如上人は、
まことに死せんときは、予てたのみおきつる妻子も財宝も、
わが身には一つも相添うことあるべからず。
されば死出の山路のすえ・三塗の大河をば、唯一人こそ行きなんずれ。(御文章)
と言われています。
かねてから頼りにし、力にしていた妻子や財宝は、
死んでゆくときには、何ひとつ頼りになるものはない。
みんな剥ぎ取られて、一人でこの世を去らねばならない、
という意味です。
想像してください。
死んでいくときにあてになりますか。
生きているときは金をあなた非常に頼りにしています。
金がないと不安ですし、金があると安心です。
金は非常に私達あてにしているものです。
死んでいくときあてになりますか?
死んでいく本人さんは一枚ももっていけません。
名誉や地位もどうですか?
何にもなりません。
名誉はなんでうれしいかといったら褒められるからうれしいのであって
褒められないのなら少しも嬉しくないです。
金も名誉も地位もあてにはなりません。
女性だと
「好きな人に囲まれて死んだら幸せ〜!!」
とか言う人いますがどうですか?
「いいな〜!!」
とか思うかも知れませんが・・。
好きな人とは皆一緒にいたいんです。
好きな人と一緒におれないときは寂しいことです。
死んだらもう会えないのですよ。
ですから好きな人がいればいるほど苦しいものになります。
生木引き裂かれる思いとかいいます。
私達一人一人に言われているお言葉です。
では、死んだらどうなる?
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