朝夕は暇をねらいて、枕を友として眠り臥せらんこと、
まことにもって浅ましき次第にあらずや。
静かに思案を廻らすべきものなり。
(蓮如上人『御文章』)
みんな朝も夜もちょっとでも暇があったなら楽を求めていると
おっしゃっています。
楽がしたいのです。
ごろんと寝ころんで、
朝寝して夜寝るまでに昼寝して起きている間は居眠りをします。
私の場合はまくらもいりません。
いつでも寝れるのが特技という人はいないと思いますが
ただ肉体だけでなく真実に全く目覚めていません。
もうちょっとあなた心の闇を晴らして
未来永遠の幸せになるために生まれてきたのだと分かれば、
もうちょっと真剣に仏教を聞いてあなたの唇で仏法語っても良いんですよ。
こういうことを蓮如上人お書きになっているわけです。
けれども二帖目十二通読まれたら分かるとおり
このお手紙というのは、
仏とも法とも知らん、初めて仏法聞きに来たという人に書かれているんじゃないんです。
蓮如上人と御縁があって何回か後生の一大事のあることを聞かせていただいている人に対して
蓮如上人が、何と怠けたことかと何とまあ腰の重いことかと、
何とまあさぼっておることかと、もうやるせない御心で
この御文書かれているんですね。
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