仏教は間断なく聞けといわれる。
間断なく聞けとは、間を断って聞けということ。
極力間を断って聞けといわれている。
続けて続けて聞きなさいといわれている。
どういうことかというと、世の中で固いものは石といわれる。
この世の中で一番固い石に、世の中で一番やわらかい水が穴をあけるということがあるか。
どうすれば割れるかというと、同じところを続けて、ポトポトと雨だれから続けて続けて落ちることで、
一滴や二滴じゃない。
続けて落ちることで、最後にドカーンと割れる。
一週間に一回落ちる、二週間に一回では割れない。
何を言われているかというと、人生の目的は簡単にはできない、
簡単にできるのなら人生の目的といわれない。
一回の聴聞しても、何か変わらんのではとおもう。
石に一滴落ちる。
一回ぐらい変わらないのではと思うけれど、その一滴一滴は微々たる物であっても確実にきいている。
一滴一滴を重ねていくことによって最後バりーんと割れることがある。
その心強ければ強いほど、重ねて重ねて心に入れてもうさば信心決定できる。
だから重ねて重ねて聞いてくださいといわれている。
仏法は聴聞に極まる。
聴聞とはあなたがどのような心で聞くか、
あなたがどんな気持ちで仏教を聞かせていただくかにかかっているので
真剣に聞き求めていってもらいたいと思います。