http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160119-00000096-jij-sctch
いまだに精神疾患を
単なるメンタルの問題として片付ける人がいるから、
こういったニュースはもっと大々的に取り上げる必要がある。
統合失調症は昔(ほんの数年前だが)は精神分裂病と呼ばれていて、
「理性が崩壊する病気」という誤った解釈があり、
この病気と診断されると
「狂人」のレッテルが貼られてしまった。
欧米では精神科への受診が抵抗がないのに対して
日本においてなかなか一般的にならないのは
この「狂人」のレッテル貼りのせいである。
うつ病にしろ統合失調症にしろ
きちんとした対処を行えば治癒する可能性がある。
ただ問題なのは、
薬さえ出しておけばいいと
儲けばかりを優先させる精神科医がいることだ。
精神科への受診が一般的になれば
患者の間で情報が行き交うようになる。
そうなれば拝金主義のやぶ医者は淘汰されるのだろうが、
現在の閉鎖的な環境ではそれは難しい。
この記事にある統合失調症で見られる
左右に違いが出る「淡蒼球」という部所。
聞き馴染みのない名前ではあるが、
実はこれは我々の活動に大きく関わっている。
それについて東大大学院薬学系研究科の
池谷裕二教授の記述があるので紹介する。
池谷裕二が指南!やる気が出る「脳」のだまし方
プレジデント 2009年3.2号
http://anond.hatelabo.jp/20090823173351
コマーシャルなどで出てくるフレーズ、
「やる気スイッチ」というのは
この淡蒼球のことなのだ。
ここを上手に働かすことができれば
何事にも意欲的なポジティブな人になれるのだが、
スイッチが壊れて異常になれば誤作動が起こり
統合失調症という病名になる。
これは解りやすい。
最近つくづく思うのだが、
コンピューターが一般的になったおかげで
人間の脳を説明することがとても楽になった。
例えば、
「覚えた知識以上の能力を発揮することはできない」
と、ちょっと格言じみたことを言ったとしても、
私のような凡庸な人間の言葉だと
「え〜?そうか〜?」などと言われかねない。
「人間には未知なる潜在能力があって
火事場の馬鹿力的なことも起こるんじゃない?」
などと反撃されるかもしれない。
だが、パソコンをいじっていればインプットしていないことは
アウトプットできないのは当たり前なので
PCに喩えて言えば信用してもらえる。
米国では生涯罹患率は約1%といわれるくらい
珍しい病気ではないのだから
もっともっと解明されることが望まれる。
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