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2015年10月26日

素人参加番組と善財童子

人間誰でも一つは物語を書けるという。
自分の人生を書けばいいからだ。
その人の人生というのは
他の誰もが経験していないから。

テレビ番組でも素人を扱う番組というのは
長寿番組になりやすい。
制作費は安くすむということもあるだろうが、
意外に世間の人は特殊な経験をしている人が多く、
予測不能で予定調和にならない面白さがある。

たとえば、年寄りを笑い者にしているという批判もあった
「ご長寿クイズ」。
プロのタレントの「お約束」の真逆で、
どこから球が飛んで来るか分からない面白さがあった。

予測不能なら見当違いのことを言っていれば
それだけで面白いのかといえばそれは違う。
それぞれのご長寿が醸し出すそれぞれの雰囲気があって
初めて成立するものだ。

そういう素人の個性がよく現れる番組として注目しているのが
「ドキュメント72時間」だ。
いろんな場所にカメラを据えて
3日間72時間撮り続けるというもの。

3日くらいで興味深い人が撮影できるのかと思うのだが、
色んな人が色んな目的でその場にいて
毎回飽きることがない。

本当にこの世の中は様々な興味深い人で溢れているのだ。

そんなことを思っていたら
たまたま華厳経のことを目にした。

華厳経の経典の中に、
善財童子の話というものがある。

かいつまんで書くと、
昔インドに皆からバカにされていたボンボンがいた。
ボンボンはある日勉強に目覚め、
文殊菩薩の勧めにしたがい様々な人に会いに行く。
仏教徒や教徒ではない人、遊女や子供に会いに行っているうちに
会う人会う人それぞれが為になることを教えてくれることに気づく。
53人に出会うとこで悟りに近づき、
最後普賢菩薩と出会って悟った、という話。
この53という数字が東海道五十三次の宿場数という説もある。

人それぞれ様々な経験をしていて、
それぞれが含蓄に富んだ修行話だ。
だからその修業話を教えとして素直に取り込めば
自ずと悟りの道は開ける、
という説話なのであろう。

なぜ素人を扱った番組が人気かといえば
人間は潜在的に他人の経験を知りたいという欲求があり、
本質的に求めてしまうということも理由の一つではないだろうか。

録画していたドキュメント72時間の後に
華厳経を目にするなどということは
文殊菩薩のお導きかと考えたりもするが、
あいにく私は無宗教者なのである。




posted by 黒豚猫 at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教
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