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posted by fanblog

2015年08月23日

コーヒーマシンが高性能でも

本格派のおいしいコーヒーを自宅で堪能!
手頃な高機能マシン続々

http://biz-journal.jp/2015/08/post_11228.html?utm_source=rss20&utm_medium=rss



高性能なマシンがあったとしても、
豆自体が美味しくなければおいしいコーヒーは飲めない。

そういう根本的なことを啓蒙せずに
ものばかり売りつけるから
私はコーヒーの業界が苦手だ。

エスプレッソにしても
エスプレッソの命はクレマだ、と言っておいて
粉砕して炭酸ガスの抜けきったコーヒーの粉を売る。

クレマの元は炭酸ガスで、
炭酸ガスを保つためには豆のまま保存し
エスプレッソを淹れる直前に挽いたほうがクレマはよく出来る。
泡を維持する可溶性固形分はアラビカよりロブスタのほうが多いので
イタリアではエスプレッソにロブスタを加えるところが多い。

こういう情報を与えることなく、
とにかくクレマクレマと連呼し、
クレマを出すには高い機械を使わなきゃと
先入観を植え付けることに躍起となる。

もちろん良いマシンは豆の能力を存分に引き出すだろうが、
豆に能力が残っていなければ
引き出されるものがないのだから意味が無い。
F1マシンを一般人が運転しても
出せるタイムはたかが知れてる。

先日元大手コーヒーチェーン店に
勤めていたという人と話をしたのだが、
アメリカの殆どの家庭で飲まれるコーヒーはインスタントで、
だからあの大手コーヒーチェーン店のクオリティでも
セカンドウエーブと言われるほどの成長ができた、
と教えてくれた。

なるほどこれで合点がいった。
ならばそれに続くサードウェーブも推して知るべしである。
それをありがたがって行列まで作って飲んでいる日本人。
まあ行列はファッションの一部であって、
けっして味を求めているわけではないのだから
その部分では責められはしないが。

とにかく根本的なことを伝えず、
ぼやかして儲けるこの業界。
いつまでその姿勢のままでいられることやら。




タグ:自家焙煎
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