今回は転輪部分や履帯等の筆塗りを行います。
転輪は履帯と接触する部分はゴム材質になっているのでこの部分を筆塗りします。
塗料はクレオスの水性塗料「タイヤブラック」と「フラットブラック」を半々で混色します。
この色味は個人の見解ですので製作者側のお好みで。
転輪部分は塗料のはみだしを注意して筆塗りしていくのですが
もし塗料がはみ出したとしても後の汚しの工程で全く分からなくなりますので
それほど気にする必要はありません。
転輪の次は履帯を筆塗りします。
履帯も転輪と同様の色を使用します。
この部分で結構な時間がかかってしまいました汗。
同様色として車体前部のフェンダーについても塗り分ける必要があります。
この部分は周囲をマスキングし、エアブラシで塗装しました。
次はテールランプを塗装します。
テールランプは透明のパーツを装着する前に「クロームシルバー」で塗り分けます。
この部分は非常に細く、しかもはみ出し厳禁な個所であるため
万が一塗料がはみ出してしまった場合の保険として拭き取り可能なエナメル塗料を使用します。
クロームシルバーで塗った部分が乾いたら(エナメル塗料であるため乾燥までに時間がかかります)
事前にクリヤーレッドを吹き付けておいた透明パーツを取り付けます。
取り付け終わると、とりあえず写真のような状態になります(あまりシルバー部分が目立っていないような‥)。
テールランプと同様に前照灯もクロームシルバーで塗り分け、透明パーツを取り付けます。
次の箇所に行きます。
キューポラに付属するM2重機関銃を塗り分けます。
塗料はクレオスの水性塗料「セミグロスブラック」と「フラットブラック」を半々にします。
説明書の指定色ですと「]10ガンメタル」となっているのですが、この色は個人的には、ちょっとないな、
と思っているので、まず黒系の色で塗ってその後ドライブラシで銀入れをしたいと思います。
その他、弾薬箱は説明書の指定通り「オリーブドラブ」、弾丸部分はエナメル塗料の「ゴールドリーフ」を使用しました。
ローダーズハッチ側の7.62mm機銃も同様の色調です。
塗り分けはこのほか砲塔部分に集中しており、アンテナ基部・ワイヤー・7.62mm機銃の機銃レール部にもありますので、説明書を確認し塗り残しがないよう注意します。
筆塗りは以上となりますが
実は組立の最終段階が残っていますのでそちらを片付けます。
その部分は、レンジファインダーやドライバーズハッチ部分に使用されている、ペリスコープ部の再現です。
寸法通り切り出した透明パーツに、エアブラシでクリヤーブルーを吹き付けておきます。
塗料が乾いたら、それぞれのパーツに透明部分を取り付けていきます。
接着剤を少量点けて接着剤のはみだしに十分注意し取り付けます。
キューポラのペリスコープは「a」と「b」で大きさが違うので取付ける窓を間違えないようにします
(もっとも寸法が違うのではまりませんが…)。
寸法通りと書きましたが、取り付ける際の手持ちの部分を考慮し、縦方向に長めに切り出すことをお勧めします。
その他ペリスコープを取り付ける部分は、ドライバーズハッチ・ローダーズハッチになります。
ペリスコープを全て取り付けた状態の各パーツを、改めて車体や砲塔に装着していきます。
これで本当の組立が完了しました。
ペリスコープ部製作の工程は細かい作業で面倒なのですが、ここをクリア出来るとある種の達成感が得られますね(笑)。
とりあえずここまで出来ました。
この段階までくると完成形が見えてきますのでテンションが上がってきますね。
今回はここまでです。
次回は戦車製作の醍醐味である汚しの表現に入っていきたいと思います。
こちらで紹介しているM1A2 エイブラムスは
TAMIYA から発売されております。TAMIYAオンラインショップの商品紹介はこちらです。
AMAZONでも入手できます。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.269 アメリカ陸軍 戦車 M1A2 エイブラムス イラク戦仕様 プラモデル 35269 新品価格 |
【このカテゴリーの最新記事】