2015年7月、ほとんどデビューイベントが行われることもなく、ひっそりとデビューしたLX。
そして、発売以降、一度も月産目標台数を下回らない好調な販売状況を誇り、中古車市場でもリセールバリューは驚異的な高止まり。同年に発売した同価格の「GS F」のリセールバリューとはとはずいぶん差がついており、さすが海外でも人気のフラッグシップSUV。
今回の年次改良は、かねてから要望されていた「5人乗り仕様の追加」+αです。
ニュースリリースは以下の通り。
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/17957782/
目立つ変更としては、他のレクサス車と同様、ボディカラーに「ソニッククォーツ」<085>を追加。
代わりに、「ホワイトパールクリスタルシャイン」<077>が廃止されています。
ただし、LXでは珍しいことに、まだ以下の旧カラーが残っています。
・スターライトブラックガラスフレーク<217>
・マーキュリーグレーマイカ<1H9>
そしてもう一つの改良、「ヒッチメンバー」の追加。大人の遊びのためのアイテムですね。
そして、今回のメインの改良である、「2列・5人乗り仕様」の追加。(同価格)
今冬、RXには逆に3列・7人乗りの「RX450L」が追加される予定。
ナビゲーションシステムでは、AM放送がFM放送並みの音質に変換される「ワイドFM」に対応。
ただし、LC・LSで対応している「ハイレゾ音源再生」には非対応のようで、ハードウェアの刷新は行われていないようです。高速通信可能な「LTE」の対応については不明。
空調装備では、panasonic製の「ナノイー」を搭載
ホイールでは、MOP(レスオプション扱い)の18インチの仕様変更
21インチホイールも変更されたようですが、一見、違いがわかりません。(色が黒くなった?)
しかし、カスタマイズ派で一番気になるのはやはり「ドアミラー照明!」
なんとレクサス初の LEXUSロゴ入り照明!!
ドアミラー照明は既に2014年以降発売の新規車種(NX・RC・LC)では廃止されていますが、今度どうなるでしょうか?
果たしてどのような構造になっているのでしょうか?(C-HRと同様の方式?)
年次改良では珍しいことに、ディーラーオプションでも変更が行われています。
今回の改良では、トレーラーなどを牽引するトレーラーヒッチを装着するためのヒッチメンバーが追加されていますが、そのための「トレーラーヒッチ」がDOPにラインナップ。
価格は175,000円+taxと結構高価ですが、これしか選択肢がありませんので・・・
外観では、モデリスタエアロに続き、「TRDエアロパーツ」類がラインナップ。
モデル途中での追加は非常に珍しいですね。ラインナップされていない「F SPORT仕様」をイメージしたフロントグリルは結構いい感じです。
21インチ鍛造アルミホイールもラインナップ。ブラックで精悍ですね。
価格は+15万円アップの「1115万円」。
改良内容から考えると据え置きでも良かったように思いますが、きっちりコスト転嫁してくるのはレクサスらしいところで、当初の「どんぶり勘定的な切りの良い価格」が、こうやってあっさり崩れていくのもいつものレクサスセオリーですね。
しかし、驚異的なリセールバリューと好調な販売数を背景に、地味ながら着実に商品性をアップしてきたという印象です。
ただ、ハードウェアには手が入っておらず、「Lexus Safety System+」の機能アップがされていないのは残念。
やはり新型「LS」発売前には手が入りませんね・・・。
このあとは8月24日頃に、レクサスCT200hの2度めのマイナーチェンジが控えています。
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image